極限環境での使用を想定して開発されたルミノックスの「ネイビーシール 3500」シリーズから真っ白な新作Ref. 3507.WBが登場した。北極圏の過酷な条件下でも高い視認性と信頼性を発揮するだろう。白と黒のコントラストが際立つ外観は、機能性とデザイン性を両立させており、タクティカルユースのみならず日常のスタイルにも調和する万能なタイムピースである。
北極圏の任務を想定した新たな「3500シリーズ」
ルミノックスは、白いファイバーグラス製ケースに黒い文字盤を組み合わせたスポーツウォッチを発表した。堅牢性、信頼性、そしてカモフラージュ性。これらは、いわゆる“任務用タイムピース”に求められる特性だ。特殊部隊や軍隊向けに特別設計されたこの種の腕時計には、極めて高い基準が課される。

クォーツ(Ronda Cal.515)。ファイバーグラスケース(直径45mm、厚さ14mm)。20気圧防水。8万4150円(税込み)。
米国発のブランドであるルミノックスは、この分野で長年の経験を有し、最も人気の高いタクティカルウォッチのひとつを手掛けてきた。スイス製造の同ブランドは、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズおよびその関連団体、ネイビーシール財団との長期的なパートナーシップでも知られており、これまでに数多くの特別モデルを開発し、市販もされている。

今回発表されたのは、「ネイビーシール3500」シリーズの拡張モデルだ。極寒の氷原での使用を想定して開発された本作は、白と黒の高コントラストな配色によって、優れたカモフラージュ性能を保ちながらも、卓越した視認性を確保している。

ケースおよび逆回転防止ベゼルには、軽量かつ堅牢な白色ファイバーグラスが採用された。ケース径は45mm、厚さは14mmだ。裏蓋とリュウズはねじ込み式で、防水性能は20気圧を確保。ネイビーシール財団のロゴが刻印されたステンレススティール製の裏蓋が、耐久性と信頼性を象徴している。春や夏に雪や氷が溶ける環境でも十分に対応できる構造だ。
風防にはミネラルガラスを採用。内部には、黒の文字盤と白の大型インデックスが配置され、コントラストによって瞬時の読み取りが可能となっている。さらに、ルミノックス独自のルミノックス・ライト・テクノロジーが採用されており、暗所でも視認性を維持。文字盤と針に装着されたトリチウムガス入りのマイクロチューブは、緑とオレンジに発光し、最大25年間にわたって自己発光を続ける。
ムーブメントには、信頼性と精度に優れたロンダ製クォーツ式ムーブメントCal.515を採用。約50カ月のバッテリー寿命を持つ。ホワイトのラバーストラップが装着され、装着感と安定性を高めている。価格は8万4150円だ。極地での任務にも、夏の海辺やカフェでも映える1本だ。