高嶋ちさ子、ロレックス GMTマスター Ⅱを香港旅行で着用

歯に衣着せぬ発言で愛され続けるヴァイオリニスト・高嶋ちさ子。その自由奔放なキャラクターは時計の着けこなしにも表れている。楽器演奏への配慮から右腕に着用するプロ意識と、旅先でも日本時間を把握できるロレックス「GMTマスターⅡ」。“バットマン”の愛称で親しまれる青黒ベゼルモデルは、サバサバした彼女の個性にぴったりだ。デビュー30周年を迎える今年、ますます注目が集まる高嶋ちさ子の時計愛に迫る。

高嶋ちさ子

写真:東京スポーツ新聞社
2014年10月、東京・表参道のネスプレッソブティックで開催された「Nespresso Gold Capsule Contest」特別体験会での高嶋ちさ子。イベントには田崎慎也と共に登壇した。
沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
土田貴史:編集
Edited by Takashi Tsuchida
[2025年6月22日掲載記事]

多くの人に愛されるヴァイオリニスト、高嶋ちさ子

 歯に衣着せぬ発言から生まれるユーモアが、多くの人々の心をつかんでいる高嶋ちさ子。ヴァイオリニストでありながら、タレントとしても多くの番組に出演し、その自由奔放なキャラクターで愛され続けている。音楽家としての活動はもちろんのこと、ブランドアンバサダーとしても活躍中だ。

 時として炎上を招く発言をしてしまい、身内から指摘されて猛反省することもあるが、ファンからは「それが、高嶋ちさ子の個性」とフォローされる愛されキャラである。その言動の源には独自の正義感があり、決して闇雲に怒っているわけではない。

 例えば、以前は新幹線の中で子どもが騒いでいることに腹を立てることもあったが、自身が母親となってからは「子どもが泣いたり騒いだりするのは仕方がない」と考えるようになったという。しかし、グリーン車で大人が大声で騒いでいる時は、容赦なく注意に向かうエピソードも明らかにしている。この使い分けこそが、高嶋ちさ子らしい一面と言えるだろう。

 自他ともに認めるドラえもんファンで、イェール大学留学中には映画を観るために年に一度は必ず帰国していたほどの熱の入れよう。一番好きな登場人物は骨川スネ夫で、「人をからかったり、自慢話をしたり、意味もなく意地悪をする点が自分と共通している」とインタビューで語ったことがある。

トーク番組で磨かれた話術とタレント活動

 そんな高嶋ちさ子の最新エピソードを楽しめるレギュラー番組は、現在「ザワつく!金曜日」と「プラチナファミリー」の2本。その他にもバラエティ番組にゲスト出演し、軽快なトークを繰り広げている。

 ブレイクのきっかけとなったのは「踊る!さんま御殿‼︎」だった。初登場は20年以上も前のことで、当時からトークセンスが抜群だと制作サイドからも好評を博していた。起承転結がしっかりしていて、オチもあり、話をコンパクトにまとめる才能が評価され、初登場ながらも番組を通じて最も“ハネた”トークに贈られる「踊るヒット賞」を3回連続で受賞している。この記録からも、彼女の話術の巧みさがうかがえる。


楽器奏者ならではの時計着用スタイル

 2023年4月1日にインスタグラムに投稿されたリール動画では、ペニンシュラ香港で北京ダックを美味しそうに食べる様子を披露している。その右腕に確認できるのは、ロレックス「GMTマスターⅡ」の青黒ベゼルモデルだ。

この投稿の2枚目の写真を見てみよう、2023年4月1日、Instagramに投稿されたリール動画。高嶋ちさ子の右腕には、ロレックス「GMT マスターⅡ」青黒ベゼルがはっきりと確認できる。

 左利きというわけではなく、楽器を演奏する際に左手に時計をしていると楽器を傷つけてしまう可能性があるため、現在は右腕に着けているのだという。実際は、練習中であっても時計を着用しないよう心がけているそうだ。これは以前、左腕に時計を着けて演奏中に楽器を傷つけてしまった経験があるからである。

 一般的には利き腕でない方に腕時計を着ける人が多いが、高嶋ちさ子のように万一に備えて、普段から右腕に着ける選択も合理的といえる。今回紹介したリール動画で着用しているロレックス「GMTマスターⅡ」は、高級時計を多数所持する高嶋ちさ子のコレクションの中でも特にお気に入りの1本のようだ。


旅のお供に選んだ“バットマン”の魅力

「GMTマスターⅡ」は、紫外線と腐食に強いハイテクセラミックスの回転ベゼルにセラクロム製のインサートが採用されている。カラーバリエーションも豊富に展開されているが、高嶋ちさ子が選んだのはブラックとブルーのクールなバイカラーモデル。“バットマン”の愛称で親しまれる人気の配色だ。GMT針もベゼルと同色の青に塗装され、クールな印象を与える。

 ブレスレットはジュビリータイプとオイスターブレスレットから選択可能だが、高嶋ちさ子が着用しているのは従来からのデザインコードを踏襲したオイスターブレスレット仕様。このブレスレットの雰囲気も含めて、サバサバした高嶋ちさ子の個性によく似合っている。

 搭載するムーブメントは、高精度クロノメーター認定を受けたCal.3285。ブルーパラクロム・ヘアスプリングと高性能パラフレックス ショック・アブソーバが採用され、優れた耐磁性と安定性を誇る。パワーリザーブは約70時間と実用性も申し分ない。

オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ

ロレックス「オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ」Ref.126710BLNR
自動巻き(Cal.3285)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径40mm)。100m防水。


デビュー30周年、時計に込められた哲学

 さて、高嶋ちさ子にとってますます忙しくなりそうな今年は、9月から来年3月にかけて全国各地を巡る「デビュー30周年記念 高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト コンサートツアー」が全36公演予定されている。集大成をお届けしたいという思いが込められたこのコンサートには、初の武道館公演も含まれているという。

 楽器を傷つけないよう練習中は時計を外し、演奏時はもちろん、プライベートでも配慮する。そんな細やかな気遣いの一方で、機能性に優れたメンズサイズの時計を着用する。演奏家としてのプロ意識に基づいた時計の着用スタイルから、実用性と個性を両立させた時計選びまで、高嶋ちさ子らしさが随所に表れている。

 デビュー30周年の節目を迎え、音楽への情熱はもちろん、持ち前のユーモアと愛らしさで多くの人を魅了し続ける彼女。コンサートツアーでは、普段愛用する“バットマン”を楽屋に置いて、ヴァイオリンと真摯に向き合う姿を全国各地で披露してくれることだろう。時計一つとっても、そこには高嶋ちさ子の人柄と哲学が込められているのである。



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