川口春奈が着用するロレックスとティファニーの腕時計をチェック!

世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回はドラマ「silent」で主演を務めた女優、川口春奈が着用するロレックスとティファニーの腕時計を紹介しよう。

沼本有佳子:文
Text by Yukaco Numamoto
2023年1月22日掲載記事

川口春奈が愛用する腕時計3本

 大きな話題を集めたドラマ「silent」で、中途失聴になった想(目黒蓮)にひたむきな愛情を寄せるヒロインの紬を細やかな演技で熱演した川口春奈が、プライベートで愛用している腕時計に注目した。

2022年7月に投稿された公式Instagramから。着用しているのはロレックスの「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」。グリーンのNATOストラップに変更しているようだ。川口春奈はモデル業からキャリアをスタートしたことからファッションセンスにも長けている。

デビューは『nicola』のオーディションから

 川口春奈は10代前半~女子中学生が読む雑誌『nicola』のオーディションで2007年にグランプリを獲得し、2009年の春には人気女優への登竜門のひとつといっても過言ではない三井のリハウスのリハウスガール(13代目)に選ばれた。ドラマ女優としてデビューしたのは2009年10月の「東京DOGS」からである。

 2023年2月10日で28歳になる川口春奈はすでに芸能界でのキャリアが16年になる。川口春奈の名前を多くの人が知ったきっかけのひとつになったのは、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」ではないだろうか。元々は沢尻エリカが出演する予定だったが代役を引き受けたのが川口春奈だった。ちなみに、YouTubeチャンネル「はーちゃんねる」が開設されたのは大河ドラマの撮影時期と同時期だった。多忙な中、積極的にチャレンジしていく姿勢は素晴らしい。

YouTubeチャンネル「はーちゃんねる」も絶好調

 登録者数179万人(2022年1月現在)のYouTubeチャンネルも運営する川口春奈は大河ドラマ出演女優とは思えないほどの自然体が魅力的だ。女優という職業柄「キレイに見せたい、ゴージャスな生活を見せたい」という気持ちになりそうだが、「はーちゃんねる」に流れる空気はいい具合にユルい。下北沢のラーメン店(珉亭)でチャーハンとラーメンのセットを食べる様子などが流れるチャンネルでは、彼氏や友達の目線が味わえる。

川口春奈

川口春奈オフィシャル「はーちゃんねる」より、2022年9月4日にラーメンシリーズ第4弾として公開された「はーちゃんねる史上最大の事件発生!」のスクリーンショット。着用している腕時計はティファニーのメンズモデル「ティファニー 1837 メイカーズ」である。ブレスレットもティファニーのハードウェアシリーズ。イエローゴールド、シルバーの両方を最近は愛用しているようだ。

一貫してメンズウォッチを選ぶイケメンかつ飾らない性格

実家でリラックスする際に着用している腕時計は、ロレックス「オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ」の通称ペプシモデルだ。

 InstagramやYouTubeでの私服のショットを見ていると、ユニセックスで着ることができそうなカジュアルな装いで普段過ごすことが多いようだ。ここで注目したいのは女性がメンズウォッチを着ける格好良さだ。

 オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱは直径40mm、オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイトも40mm(Ref.124060以降は41mm)、ティファニーのティファニー 1837 メイカーズは27mm×35.8mmだ。どれも女性の腕には大きめのサイズ感だが、「オーバーサイズのスウェットやTシャツをこよなく愛する」と公言している川口春奈にとってはバランスが取りやすいサイズなのかもしれない。


川口春奈が着用するモデル詳細

ロレックス「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」

オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト

グリーンの「オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト」3本。左が2010年発表の「116610LV」。
中央は2020年発表の新世代モデル「126610LV」、右は2003年発表の「16610LV」。

 1953年に誕生して以来、今日までその姿を大きく変えていないダイバーズウォッチ、サブマリーナー。ロレックスを代表する人気モデルのうちのひとつであり、世界中に多くのコレクターが存在する。時計製造の歴史において、サブマリーナーはダイバーズウォッチの基準となり、マイルストーンとなった腕時計である。

 川口春奈が着用するオイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト、Ref.116610LVは、2003年に発表されたサブマリーナー誕生50周年記念モデルのRef.16610LVの後継機種としてダイアルにもコーポレートカラーであるグリーンを採用し、2010年から製造されている。印象的なグリーンダイアルに変わっただけではなく、ブレスレットの調整が工具なしで可能なグライドロック エクステンションシステムを採用し、ベゼルは60分目盛りが彫り込まれたセラミックス製ベゼルディスクに変更された。インデックスはより大きくなり、時分針も太くなったことで視認性が向上している。先代モデルは蓄光塗料にスーパールミノバが使われていたが、スーパールミノバの約2倍の発光時間を誇るクロマライトに変更されており、実用性、機能面でも向上している。

ティファニー「ティファニー 1837 メイカーズ」

ティファニー 1837 メイカーズ

2019年に発表された自動巻き式の「ティファニー 1837 メイカーズ」。いずれもケースサイズは横27x縦35.8mmで、50mの防水性能を備える。

 2017年に世界限定180本で発表され、瞬く間に完売したスクエア型の手巻きウォッチ「ティファニースクエア」。自動巻きバージョンとして2019年に発表されたものが「ティファニー 1837 メイカーズ」である。バックルや秒針には「T」のモチーフがアクセントとしてあしらわれている。文字盤は4種類が用意され、ブレスレットはステンレススティール製、カーフ、アリゲーターの3種があり、合計10型の中から選ぶことができる。1920年代に作られたモデルとサイズ感、デザイン含めて同じであり、2017年に発表されたものはオリジナルの復刻版である。

ロレックス「オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ」

オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱ

現行モデルのRef.126710BLRO。自動巻き(Cal.3285)。パワーリザーブ約70時間。SS(直径40mm)。100m防水。

 オイスター パーペチュアル GMTマスター Ⅱは、1950~90年代まで国際線のパイロット向けに製造されていた「GMTマスター」の系譜を受け継ぐモデルである。2色のラッカーにより塗り分けられた24時間回転ベゼルは昼と夜を区別しやすいようにデザインされている。ベゼル部分のプレートの、それぞれの色が交わる部分の彩色の美しさがこの時計の印象を華やかなものにしている。言わずと知れたロレックスの人気モデルのうちのひとつであり、現在も入手困難である。


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