世界のセレブたちがどんな時計を着けているのか、ワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回はアイドルグループNEWSの元メンバー、手越祐也が着用していたロレックス「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」の腕時計を紹介しよう。
Text by Yukaco Numamoto
2023年1月15日掲載記事
「世界の舞台に立てるアーティストになること」という目標を掲げる手越祐也
ジャニーズ事務所に15歳で入所し、アイドルグループNEWSの一員となった手越祐也。2020年に事務所を退所後はチャンネル登録数141万人のYouTubeの企画運営、活動の発信源はtwitterで行うと発表し、現在はフリーで活動している。今回はそんな彼の愛用時計に着目する。
上記の動画が撮影されたのは、2022年10月にタイ、バンコクで開催された「タイ・ジャパン アイコニック ミュージックフェス2022」に訪れた際のものだと思われる。このイベントは日本とタイの修好135周年を記念した音楽祭で、両国のアーティストが多数出演したものだ。同イベントに松崎しげるも出演し、コラボ動画が実現した。
事務所を退所した後、海外でも活躍できるアーティストとして頑張っていくという決意を掲げる手越祐也にファンの応援と共感が集まっている。
チャリティ活動などに積極的に取り組む一面も
西日本豪雨ボランティアとして2018年8月に被災地である広島県呉市へ行き、家屋の床下で泥かきを行うなどの災害復興に協力した。他にもひとり親家庭へお弁当支援活動を行うプロジェクトのサポーターでもある。
ジャニーズ事務所の退所時期がコロナ禍と重なったこともあり、コロナ禍で部活動ができない中高生のためにフットサル講座のサプライズゲストとして登場し、試合に参加した。また成人式を迎えることができなかった新成人のために「手越祐也オンライン成人式」などを行った。これらは自ら企画したもので、さまざまな活動を通して一貫しているのは“自分には何ができるのか”を常に考えているところだろう。特に、得意な歌をイベントでサプライズ披露し、震災復興支援ソング“花は咲く”の歌唱動画を投稿するなどし、収益を被災地に送る取り組みを続けているところなどもファンの心を掴むのではないだろうか。
手越祐也の着用モデルはロレックス「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」
2022年12月頃に投稿された動画を見ると、手越祐也の手首にはロレックス「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」と思われる腕時計が確認できた。オイスターフレックスのストラップであることや、ダイアル部分にブラックラッカーが見えることから116500系であると思われる。
クセが強めのゴールドのデイトナにも負けないキャラクター
「オイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ」の中でもゴールドカラー、しかも稀少なパヴェダイヤモンドモデルを選択している。手越祐也は髪色を金髪にしていたが、現在はピンク系にしている。その理由は「衣装負けしないように」とのことで、常に舞台映え、ステージでの見え方を考えていることがうかがえる。身に着ける腕時計も自分自身がどのように見えるかということを意識しているのだろう。ステージでの活動歴は2023年9月で20年を迎えた。長いキャリアから、全体のバランスを測る感覚にも優れているだろう。この時計ならどんな衣装にも負けることはなさそうだ。
着用動画を見る限り、手越祐也がオイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナを着けても、そこまで派手なように見えないことを不思議に思われた方も多いのではないだろうか。ブラックラッカーをベースにゴージャスに仕上げられた本作はバーゼルワールドで2019年に発表されたRef.116588 TBRだ。このモデルの他の愛用者はNBAバスケットボール選手のレブロン・ジェームズが知られている。
海外では、虎の目には物事の本質を見抜き、成功をつかみ取る力があると信じられている。宝石のタイガーアイ(虎目石)は古代エジプトでも幸運を招く聖なる石とされ、神々の像の眼の部分にタイガーアイをはめ込み、大いなる視野を表現したと言われている。
ブラックダイアルに18CTイエローゴールドタキメーターベゼルが特徴的なイエローゴールドのオイスター パーペチュアル コスモグラフ デイトナ。着用時の視認性が高いことはデイトナの生い立ちから考えても確実だ。本作には2008年に導入されたクロマライト ディスプレイが採用されており、暗闇でもアワーマーカーとその他の表示が青く光る。
搭載されているのは自社製キャリバー4130だ。2000年に完全自社製クロノグラフムーブメントとして登場後、2007年にヒゲゼンマイの素材をパラクロムからブルーパラクロムへ仕様変更され、改良が重ねられている。これにより外部からの磁力の影響を受けにくくなり、耐衝撃性と温度変化にも強くなっている。ロレックスの腕時計の堅牢性は多くの人が知るところではあるが、さらなる高みを目指す姿勢が今後も変わることはないだろう。
派手な見た目と親思いの優しい気持ちの持ち主
手越祐也はひとり親家庭で育ったこともあり、親孝行な面も知られている。22歳の時にマリンスポーツが大好きな母を思い、海から約1分という立地の家をプレゼントしたのだとか。慈善活動を続け、有言実行を守る手越の選ぶ腕時計はルックスと同じく華やかだが、ただ派手なだけではない、実用性を備えたロレックスを選んだのかもしれない。
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