ハリー・ウィンストン 東京・銀座の旗艦店が規模を拡大して移転オープン

ハリー・ウィンストンの旗艦店が、従来店舗から銀座のメインストリートを隔てて向かいに移転オープン。世界観はそのままに、従来店舗から規模を拡大しつつ、日本初となるリペア専門コンシェルジュも設置された。

旗艦店「ハリー・ウィンストン銀座店」がオープン

　ハリー・ウィンストンが、これまでの銀座本店を移転させ、規模を拡大した旗艦店「ハリー・ウィンストン銀座店」をオープンした。所在地は、銀座のメインストリートである中央通りを隔てた、旧店舗の向かいである。銀座はラグジュアリーの中心地であり、メゾンにとっても1988年から店舗を構える地であることから、このリニューアルは重要な意味を持つことは明らかだ。

　新店舗の外観はクリーム色の大理石で覆われ、ライトアップされた3つのショーケースにはシーズンごとに異なるテーマでジュエリーやタイムピースが展示される。エントランスにはロゼットモチーフをあしらったブラックとゴールドの重厚なゲートが設置され、象徴的な2本の街灯が訪れる人を迎えるプレゼンテーションだ。これらの意匠はニューヨーク五番街本店へのオマージュであり、ブランドのルーツを感じさせる。内部は3フロア構成で、ブランドを象徴するウィンストンスタイルを現代建築の視点で再解釈した新しいデザインコンセプトが採用されている。内装はホワイトを基調として大理石と光沢のある壁紙で仕上げられ、ゴールドカラーを取り入れた什器を用いている点は従来のコンセプトを引き継ぐ。一方、従来よりも明るく開放的である点はモダンな印象を受ける。

　1階はブライダル・ジュエリー専用フロア、2階はコレクション・ジュエリー、タイムピース、ハイジュエリーのエリアに分けられる。また、日本最大級のVIPルームを備え、プライベートな空間の中で、ゆったりとアイテムを選ぶことが可能だ。さらに地下には、日本初となるリペア専門コンシェルジュが常駐し、よりクォリティの高いアフターサービスが提供される。