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NEW MANUFACTURE in the suburb of SCHAFFHAUSEN IWC(1/3)



透明性を高めた新たな製造拠点へ

2018年8月に落成したIWCの新工場「IWCマヌファクトゥール・ツェントルム」。全くの白紙から計画されたこの工場は、時計工場としてあるべき理想的な動線とそれ以上に、優れたビジターエクスペリエンスを両立させたものだった。ビジターへの一般公開に先立ち、まずはその全容を紹介したい。

三田村優:写真 Photographs by Yu Mitamura
小田光:動画 Movie by Kô Oda
広田雅将(本誌):取材・文 Text by Masayuki Hirota (Chronos-Japan)

 チューリヒ中央駅から30分ほど列車で北上すると、ドイツ国境に面したシャフハウゼン駅に着く。北口に出て、路線バスに乗り換え、さらに北に向かうこと20分。谷を抜け開けた高台の奥に、IWCの新工場である「IWCマヌファクトゥール・ツェントルム」があった。工場は地上2階+地下1階、延べ床面積は1万3500㎡。現在238名の従業員が属しているが、400名までのキャパシティーがあるというから、かなりの規模だ。昨年訪問したときはまさに建設中だったが、21カ月の期間と4200万スイスフランの費用(工作機械は含まず)を費やして、2018年8月23日にようやく落成となった。

 長年IWCは、シャフハウゼン中心部のバウムガルトナーにある社屋を、本社兼工場として使用してきた。しかし、1874年に落成した社屋は1950年代後半の時点でさえ手狭だったという。この時期のIWCが、シャフハウゼン外でもムーブメントの組み立てを行った理由である(後に取りやめとなったが)。

シャフハウゼン郊外にある新工場。CEOのクリストフ・グランジェ・ヘアー氏曰く「手作業とモダンを両立させた工場」とのこと。バウハウス風のデザインを持つ。
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