グランドセイコーの種類を知ろう。ムーブメントやコレクション解説

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2021.02.09

スイス時計が一流の名をほしいままにしていた時代、世界に通用する日本産高級時計を作りたいという思いから、1960年に誕生したグランドセイコー。同ブランドが誇るムーブメントや、魅力あるコレクションについて解説しよう。

SBGA211


グランドセイコー腕時計選びのポイント

1960年に初代モデルを発表して以降、グランドセイコーは数々のモデルを開発してきた。グランドセイコーが展開するラインアップから、自分にマッチする1本を選ぶために押さえておきたいポイントを解説しよう。

ムーブメントの種類

Cal.9S85

9Sメカニカルを代表するムーブメントのひとつが、Cal.9S85。3万6000振動/時の振動数を実現しながら、パワーリザーブは約55時間を誇る。

グランドセイコーのムーブメントは、「機械式(メカニカル)」「クォーツ」「スプリングドライブ」の3種類だ。

グランドセイコーの機械式は、主に9S系と呼ばれる。ゼンマイで駆動するため、当然、電池交換は不要で、定期的なメンテナンスを怠らなければ、共に長く人生を歩んでいけるパートナーとなりうる。

Cal.9F86

9Fクオーツ誕生25周年の節目を迎えた2018年に発表されたCal.9F86。シリーズで初めてGMT機能を搭載し、実用性をより高めた。

9F系と呼ばれるクォーツは、1969年に「アストロン」でクォーツ革命を巻き起こしたセイコーの伝統が凝縮された、グランドセイコーのお家芸とも言えるムーブメント。高い精度はもちろんのこと、優れた実用性をも備えている。

スプリングドライブはセイコー独自のムーブメントであり、9R系と呼ばれる。機械式とクォーツ式のハイブリッドムーブメントと呼ぶことができ、双方の融合によって実現した、流れるような滑らかさで時を刻むスイープ運針を特徴とする。

Cal.9R01

スプリングドライブ・モデルのなかでも限られた時計のみに搭載される、手巻き式のCal.9R01。平均月差±10秒の高精度もさることながら、約8日間ものパワーリザーブを実現。

主なコレクション

グランドセイコーが展開するコレクションは大きく3つに分かれている。各コレクションの特徴を、順を追って解説しよう。

SBGA211

ケースとブレスレットにブライトチタンを採用し、軽快な着用感が得られるスプリングドライブ・モデル「SBGA211」。スプリングドライブ自動巻き(Cal.9R65)。30石。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタン(直径41mm)。日常生活用強化防水(10気圧)。62万円(税別)。

「ヘリテージコレクション」は、白いダイアルに青針が冴える「SBGA211」が象徴するように、スタンダードなデザインと実用性を突き詰めた時計である。

時計に求められる、伝統的で本質的な機能を追求する姿勢が、まさにヘリテージ(伝統)という名に表れている。

SBGC223

セラミックスとブライトチタンを採用することで、着け心地の良さに加え、精悍なルックスを実現した「SBGC223」。スプリングドライブ自動巻き(Cal.9R86)。50石。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタン×セラミックス(直径46.4mm)。日常生活用強化防水(10気圧)。155万円(税別)。

「スポーツコレクション」は上品なたたずまいに遊び心を加味したシリーズだ。なかでも最高峰となる「SBGC223」はセラミックスとチタンを採用し、堅牢性と快適な着け心地を実現している。

「エレガンスコレクション」は、上品かつ華やかに手元を演出する。「STGK011」に見られるように、カーブフォルムとジュエリーとの巧みな組み合わせが特徴的だ。

世界に名を馳せる高級メゾンでは、青針を多く採用する傾向が強いが、同コレクションもまた、青針を採用したモデルを数多く擁している。

STGK011

優美なカーブラインとダイヤモンドセッティングが上品なレディスモデル「STGK011」。自動巻き(Cal.9S27)。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径30.6mm)。日常生活用強化防水(10気圧)。115万円(税別)。