2022年 ルイ・ヴィトンの新作まとめ

タンブール スピン・タイム エアー クァンタム

　ルイ・ヴィトンは、独自のジャンピングアワー機構と組み込まれたイルミネーション機構が特徴の「タンブール スピン・タイム エアー クァンタム」を発表した。今作は2009年発表の「スピン・タイム」を進化させたモデルである。

　今作は、イエローとブラックで塗り分けられたアワーキューブと呼ばれる12個の立方体に、「LOUIS VUITTON」の12文字が描かれている。このアワーキューブが回転してブラックの面を見せることで時間を表示するのが、スピン・タイム独自の時刻表示機構である。また、今作にはLEDによるイルミネーション機構が組み込まれており、リュウズを押し込むことで点灯し、ほぼ純粋な二酸化ケイ素のガラス製アワーキューブによってきらめきを生み出している。

　ケースはブラックDLCコーティングが施されたチタン製で直径は42.5mmとなる。ケースバックにはルイ・ヴィトンのロゴを回路基板に見立てたメタライズエンブレムがサファイアバックに描かれている。

タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピングアワー

　ルイ・ヴィトンは、マスコットの「ヴィヴィエンヌ」をデザインに取り入れた「タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピングアワー」3モデルを発表した。2017年からメゾンのアイコニックなモデルに登場しているヴィヴィエンヌは、今作では3つの姿に扮している。18Kピンクゴールドモデルは占い師に扮しており、アベンチュリンのダイアルで、シャイニーブルーのストラップが組み合わされる。18Kイエローゴールドモデルはカジノのディーラーに扮しており、スカルン（別名はサンナン・スカルン）によるグリーンのダイアルで、シャイニーグリーンのストラップが組み合わされる。18Kホワイトゴールドモデルはサーカスの曲芸師に扮しており、ホワイトマザーオブパールのダイアルで、シャイニーレッドのストラップが組み合わされる。

　今作はジャンピングアワーが採用されており、タロットやトランプ、ジャグリングボールと時間表示が入れ替わりながら時刻を表示する様子が楽しめる。

　いずれのモデルもベゼルとラグにダイヤモンドが配され、18Kイエローゴールドモデルはツァボライトとルビーも用いられている。