ロンジンおすすめモデルを厳選!人気の理由や選び方を紹介

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2022.12.01

時計愛好家からも一目置かれる、1832年創業のスイスの老舗時計ブランド「ロンジン」。確かな機能性とデザインを備えながらも、こなれたプライシングで、万人に愛されているブランドだ。今回の記事では、ロンジンの人気の理由や、ロンジンの選び方、注目したいロンジンのモデルを紹介する。

ロンジン ハイドロコンクエスト


ロンジンが人気な理由

ロンジン スピリット

現在、世界中で評価が上がっているロンジンだが、いかにして人気に火がついたのか。その理由を紐解いてみる。

スイスメイドの信頼できる高機能性

スイスは言わずと知れた腕時計大国だ。そんなスイスの中でも名門ブランドであるロンジンが作る腕時計は、同じ価格帯の腕時計ブランドを圧倒する技術力を持っている。

  • 時間のずれが少ない
  • パワーリザーブが長い
  • 耐衝撃・耐磁性・防水性に優れている

これらは腕時計に必須の機能性だ。ロンジンはこの基礎ともいえる機能において非常に忠実で、スイス時計の中でも由緒正しき歴史と優れた技術力を持つ職人気質なイメージがあり、時計愛好家からの評価も高い。

上品で硬派なデザイン

ロンジンは、「ロンジンエレガンス」というコンセプトをもとに、気品のある腕時計を作り続けている。

そんなロンジンの腕時計は、エレガントでありながら、国産時計のような硬派なイメージも兼ね備えるため、ビジネスシーンにおいても悪目立ちしないデザインだ。一本持っておくと幅広いシーンで役立つだろう。

スポーツとも強い繋がりを持つ

ロンジンは、テニスやスキーなどをはじめとする、各種有名スポーツのタイムキーパーを務めており、スポーツシーンにおいても強い繋がりを持つ。

スポーツにおいて「計時」は非常に大切な要素だ。腕時計ブランドにとってスポーツシーンのタイムキーパーを任されることは非常に名誉なことで、ブランドネームや、時計の精度など、信頼度の高さの表れともいえる。


ロンジンの選び方

次に、ロンジンを購入する際に注目しておきたい点、見逃せない点を紹介しよう。

コレクション

ロンジンはさまざまなコレクションを展開しており、それぞれ異なるテーマで作られ、どれも違った魅力を持っている。

シンプルかつ上質なデザインが好みならマスターコレクション、スポーティーさ・タフさを求めるならレジェンドダイバーコレクションなど、好みや使用するシーンに合わせて選ぶのが良いだろう。

腕時計のタイプ

ロンジンの腕時計は、「機械式」と「クォーツ式」の2種類に分けられる。

クォーツ式は時刻のずれが少なく、比較的リーズナブルなものが多い。一方、機械式はトルクが強く、長く太い針を動かせるため視認性が高い。腕時計愛好家からの人気が特に高いのは機械式だ。

腕時計のサイズ

腕時計のサイズは、使い勝手にも見た目にも関わる重要なポイントだ。

一般的には、37mm以下のものが小ぶり、38〜42mmのものが標準的、43mm以上のものが大きめという印象が持たれやすい。腕周りの太さとも関係するため、試着をし、適切なサイズを確認することを勧める。

また、腕時計の厚みも見逃せないポイントだ。薄いとドレッシー、厚いとカジュアルな印象を与える。具体的には、自動巻きで厚さ10mmを切ったら薄型と言えるだろう。13mmを超えると、スーツの際にシャツの袖口に引っかかる可能性があるので、使用シーンに合った選びが大切だ。

バンドの種類

バンドも腕時計の印象を左右する重要なパーツである。その種類は主に「ブレスレット」「レザーストラップ」「ラバーストラップ」「ファブリックストラップ」があり、それぞれに異なる特徴がある。

ロンジン コンクエスト V.H.P.

ブレスレットは、汗や水を吸っての劣化がなく、それ自体の寿命も長い。丈夫なため、スポーツウォッチに合わせられることが多い。カジュアル、スポーティに着けたい場合にオススメだ。

ロンジン マスターコレクション 190周年記念モデル

レザーストラップは、ドレスウォッチに使われてきた歴史から、フォーマルな印象を与える。スーツで着用するならレザーストラップが定石だ。素材や色のバリエーションが豊富で選ぶ楽しみが大きい。しかし、水や汗に弱いため、定期的な交換が必要となる。

ラバーストラップは耐水性が高く、腕に快適にフィットする。元々はダイバーズウォッチのために開発されたものなので、スポーティな選びとなる。素材の酸化により経年劣化があるため、こちらも定期的な交換を要する。

ファブリックストラップは、軍で供給する時計に付けられていたことから、ミリタリーウォッチや実用時計に合わせられることが多い。付け心地は軽快で価格もリーズナブルだ。

バンドによって与える印象が異なるので、使うシチュエーションや合わせる服装によって選ぶのが良いだろう。

その他の機能

その他の機能として、防水性、精度、パワーリザーブもチェックしておきたい。

現在の腕時計には基本的に防水性能が付いているが、レベルには違いがあるため確認する必要がある。普段の生活に差し支えなく使えるのは5気圧防水程度。10気圧防水以上あればさらに安心だろう。

精度に関しては、機械式であれば日差±10〜20秒ほど、クオーツ式であれば月差±20秒ほどが平均的だ。

パワーリザーブは時計が継続して動く時間のこと。現在では、機械式でも約72時間、つまり3日間も一般的になっている。自動巻き時計の場合は着用中にゼンマイが巻き上がるため、長期間外すことがなければ、止まって時刻合わせをする手間は少なくなる。

クオーツ式は電池で駆動するためゼンマイを巻く必要はないが、一般的には2〜4年で電池交換することが好ましい。


ロンジンのおすすめモデル

続いて、ロンジンで人気の高いおすすめモデルを厳選して5つ紹介する。ぜひ、選ぶ際の参考にしてほしい。

ロンジン マスターコレクション 190周年記念モデル

ロンジン マスターコレクション 190周年記念モデル

ロンジン マスターコレクション 190周年記念モデル
ブランドの190周年のアニバーサリーモデル。端正な3針ながら、サンドブラスト仕上げの文字盤、エングレーブされたインデックス、見返しのミニッツマーカーなど、作り込まれたディテールが魅力。シースルーバックには“190th Anniversary”の刻字も。自動巻き(Cal.L888)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径40mm、厚さ9.35mm)。3気圧防水。31万3500円(税込み)。

マスターコレクションは、ロンジンの看板コレクション。その中で注も目したいのが、190周年記念モデルだ。

サンドブラスト仕上げのシルバーの文字盤に、刻印したアラビア数字、ブルーのリーフ針がクラシックな雰囲気を醸している。エントリープライスながら、ディテールまでこだわった仕上げは満足感を満たしてくれる。

SSケースの他、それぞれ文字盤の仕上げを変えた18Kイエローゴールドと18Kピンクゴールドも展開する。

ロンジン ハイドロコンクエスト

ロンジン ハイドロコンクエスト

ロンジン ハイドロコンクエスト
1958年に初の民間用ダイバーズウォッチを発売したロンジンの技術力にモダンなセンスをかけ合わせたダイバーズ。カラーセラミック素材の逆回転ベゼルなどの艷やかなディテールを備え、水中でも街でも存分に活躍する。自動巻き(Cal.L888)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径41mm、厚さ11.9mm)。30気圧防水。24万900円(税込み)。

ハイドロコンクエストは、本格的なダイバーズ時計としての高い防水性能と視認性を追求したモデルだ。

国際標準であるISO規格を満たし、さらに30気圧防水を装備。逆回転防止ベゼルには艶やかなセラミックをあしらうことで、高級感もたっぷり。ねじ込み式の裏蓋には、ブランドロゴが立体的にエングレーブされている。

ロンジン レジェンドダイバー

ロンジン レジェンドダイバー

ロンジン レジェンドダイバー
1960年代のダイバーズウォッチの現代解釈版。2つのねじ込み式リュウズのうち、2時位置でインナーベゼルに刻まれたダイブタイマーを設定、4時位置で時刻合わせを行う。スモーク文字盤やラフなカーフストラップも味わい深い。自動巻き(Cal.L888)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径42mm、厚さ12.7mm)。30気圧防水。33万円(税込み)。

レジェンドダイバーは、1960年に作られたダイバーズ時計の復刻版。レトロなルックスながら、30気圧防水を備えており、ダイビングにも使用できるのがポイントだ。

日焼けしたようなヴィンテージ風のインデックスとスモークを施した文字盤が渋みを醸す。カジュアルなデザインながら落ち着いた印象を与えられるのも魅力的だ。

ロンジン スピリット

ロンジン スピリット

ロンジン スピリット
ロンジンは20世紀前半に航空時計の製造に携わり、名パイロットたちに愛用されていた。往年のパイロットウォッチの魅力的な意匠を詰め込んだのがこちら。レトロなデザインの文字盤はグリーンの他、ブラック、シルバーもラインナップ。自動巻き(Cal.L888.4)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径40mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。29万2600円(税込み)。

20世紀前半、ロンジンのツールウォッチは伝説的な飛行士や冒険家に愛用されていた。そんな挑戦者らのパイオニア精神に敬意を表し、当時の時計の意匠を盛り込んだのが「ロンジン スピリット」。

落ち着いたグリーンに日焼けしたようなベージュカラーのインデックスが好相性だ。針とインデックスにはスーパールミノバを塗布し、暗所でも視認性を担保。

レトロなデザインと最新の自社製ムーブメントの利便性のイイトコ取りなモデル。

ロンジン スピリット ズールータイム

ロンジン スピリット ズールータイム

ロンジン スピリット ズールータイム
デュアルタイムゾーンの懐中時計も手掛け、GMTには一日の長があるロンジン。パイロットウォッチの精神を受け継ぐコレクションにGMTを搭載したのは当然の流れだろう。デザインコードを乱すことなく、24時間ベゼルやGMT針を巧みに配した。自動巻き(Cal.L844.4)。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SS(直径42mm、厚さ13.9mm)。10気圧防水。41万5800円(税込み)。

スピリット コレクションに新たに加わったGMTモデル。

GMT針と24時間ベゼルによって第3タイムゾーンまで表示可能だ。ローカルタイムの時針はジャンプ式で調整できるのも便利だ。

自社製ムーブメントのCal.L844.4は、C.O.S.C.取得、シリコン製ヒゲゼンマイを搭載する。


目的に合わせたおすすめのロンジンはこれ

ロンジンの腕時計はクラシックなものから、ドレッシー、スポーティと幅広いデザインでコレクションが展開されているため、目的に合わせて選ぶると、購入の決め手になりやすいだろう。

例えば、スーツに合う時計ならマスターコレクション、水を気にせずタフに着用したいならハイドロコンクエストコレクションやレジェンドダイバーコレクション、カジュアルに着けたいならスピリットコレクションがオススメだ。


どんなシーンにも付けやすいロンジンで上品な魅力を

ロンジンは、ビジネスからプライベート、スポーツシーンまで、それぞれにマッチする幅広いコレクションを展開するスイスの名門ブランドだ。

いずれのコレクションもエレガンスを感じさせるディテールを備えながら、エントリーモデルのラインナップが厚いのも魅力である。自身に合った一本を選び、大人の魅力を存分に引き出してほしい。



Contact info: ロンジン Tel.03-6254-7350


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