手巻き時計の魅力。IWCの手巻きコレクションとおすすめモデルを紹介

FEATUREその他
2022.12.04

IWCの人気手巻きモデル

 IWCの手巻きコレクションから定番と人気モデルを4種ご覧いただこう。

ポルトギーゼ・ハンドワインド・モノプッシャー “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”

ポルトギーゼ・ハンドワインド・モノプッシャー “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”

IWC「ポルトギーゼ・ハンドワインド・モノプッシャー “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”
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手巻き(Cal.59360)。36石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約192時間。SSケース(直径46mm、厚さ13.9mm)。3気圧防水。完売。

 本モデルは、恵まれない環境下で生きる子供たちをスポーツを通して支える団体「ローレウス・スポーツ・フォー・グッド」のプロジェクトを支援するためにつくられた。ローレウスの特別モデルは本モデルが14作目、限定500本の生産だ。

 ローレウスブルーの文字盤は、上品かつ落ち着いた印象が魅力。ケースバックにはハートをのせた手のひらが描かれている。

ポルトギーゼ・ハンドワインド・モノプッシャー “ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”

 この絵は、プロジェクトとしてIWCが開催している絵画コンテストの優勝者の作品だ。今回は、中国から参加した15歳の子の作品が採用されている。

【ブランド公式ページ】
https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/portugieser/iw515301-portugieser-hand-wound-monopusher-edition-laureus-sport.html

ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ

ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ

IWC「ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ」
手巻き(Cal.59210)。30石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約192時間。SSケース(直径45mm、厚さ11.7mm)。3気圧防水。130万3500円(税込み)。

 モデル名の「エイトデイズ」は、パワーリザーブの長さに由来している。搭載されている自社製の59210キャリバーは、驚くことにゼンマイを巻いてから約8日(=約192時間)もの間、正確な時間を刻み続ける。

 長いパワーリザーブの残日数は、9時位置のパワーリザーブインジケーターから確認できるため巻き忘れの心配も少ない。

Cal.59210

 ケースサイズは45.0mmとかなり大型だが、厚さが11.7mmにまで抑えられているため長時間付けていても負担が少なく袖口への引っ掛かりも気になりにくい。シースルーのケースバックからは、自社製キャリバーを存分に鑑賞できる。

【ブランド公式ページ】
https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/portofino/iw510103-portofino-hand-wound-eight-days.html
https://www.webchronos.net/features/50379/

ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ

ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ

IWC「ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ」

手巻き(Cal.59800)。30石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約192時間。SSケース(直径45mm、厚さ13.1mm)。3気圧防水。171万500円(税込み)。

 本モデルは、ポートフィノコレクションに初めてムーンフェイズ表示が搭載されたものだ。搭載した自社製の59800キャリバーは、約8日(192時間)分のパワーリザーブを持つ故に、次の手巻きまで待ち遠しさすら感じてしまうほどである。

 初代ポートフィノを強く感じさせる「ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ」は、伝統的でクラシカルな雰囲気が魅力。美しく洗練されたデザインは、ビジネスシーンをはじめとしたスーツとの相性が抜群だ。

ポートフィノ ムーンフェイズ

【ブランド公式ページ】
https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/portofino/iw516401-portofino-hand-wound-moon-phase.html
https://www.webchronos.net/features/50379/


ビッグ・パイロット・ウォッチ・ビッグデイト・スピットファイア “ミッション・アコンプリッシュド”

>ビッグ・パイロット・ウォッチ・ビッグデイト・スピットファイア “ミッション・アコンプリッシュド”

IWC「ビッグ・パイロット・ウォッチ・ビッグデイト・スピットファイア “ミッション・アコンプリッシュド”」

手巻き(Cal.59235)。30石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約192時間。ブロンズケース(直径46.2mm、厚さ15.2mm)。6気圧防水。193万6000円(税込み)。

 実は、ツールウォッチの趣が強いパイロット・ウォッチにも多数手巻き時計がある。そのひとつである「ビッグ・パイロット・ウォッチ・ビッグデイト・スピットファイア “ミッション・アコンプリッシュド”」は、イギリス出身のパイロット、スティーブ・ボールトビー・ブルックスとマット・ジョーンズによる記録的飛行をたたえるためにつくられた。

 限定500本の本モデルは、文字盤のオリーブグリーンやケースのブロンズ、ストラップのブラウンなどヴィンテージ感が強い。とくにケースに用いられているブロンズは、緑青へと移り変わる経年変化を楽しめる。
12時位置に配置された大型の日付表示は、桁ごとに分割されているのが特徴。ケースバックには「SILVER SPITFIRE」と「THE LONGEST FLIGHT」(=最長飛行)の文字が刻まれている。


【ブランド公式ページ】
https://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/pilot-watches/iw510506-big-pilots-watch-big-date-spitfire-edition-mission-acco.html


手巻き時計でアナログの良さを堪能しよう

 パワーリザーブがそれほど長くない手巻き時計の場合、毎日の習慣になるほど頻繁に巻き上げなければならないこともあるだろう。不便だといえばそれまでだが、裏を返せば手による巻き上げは時計と向き合える時間とも言える。

 つまり、巻いた回数と同じだけ、時計と人生を共にしているのだ。


Contact info: IWC Tel.0120-05-1868

川部憲 Text by Ken Kawabe


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