フェンディがローマへのオマージュとして、ローマの中心地に寄贈した、ジョゼッペ・ペノーネの現代美術作品「フォーリエ・ディ・ピエトラ」。18mと9mに及ぶ2本のブロンズの木は、多くの枝が絡み合い、11トンもの重さの彫刻が施された大理石の巨石を地上5mの高さまで引き上げている。
ローマを拠点とするフェンディが、さる5月22日(月)に、パラッツオ フェンディ正面のゴンドーニ広場に常設されるイタリア人アーティスト、ジュゼッペ・ペノーネによるパブリックコンテンポラリーアート「フォーリエ・ディ・ピエトラ」(石の葉)を披露し、この重要な作品をローマ市と一般市民に寄贈した。こうした試みは、フェンディの本社である「イタリア文明宮」において、今年の1月27日から7月16日まで開催されているジュゼッペ・ペノーネのソロエキジビション「マトリーチェ」に続くものである。フェンディはイタリア文明宮の1階部分をギャラリーとして一般公開し、文化の促進に大きな貢献を果たしてきたが、今回の案件は官民の協業によって実現したものだ。プロジェクトに向けて召集された委員会には、文化財文化活動観光省の現代美術建築、都市周辺地域総局長、ローマ市文化遺産監督課、フェンディ及び委員会キュレーターのマッシミリアーノ・ジオーニが参加している。
「フォーリエ・ディ・ピエトラ」はジョゼッペ・ペノーネの作品の中でも、特に複雑な作品として知られている。それぞれ18mと9mの2本のブロンズの木は、多くの枝が絡み合い、11トンもの重量の彫刻に施された大理石の巨石を、地上5mの位置まで引き上げている。
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