カール・スッキー&ゾーネ(Carl Suchy & Söhne)は、「ヴィエナ(Vienna)」と名付けられたタイムピースを発表した。それは、歴史、芸術、そしてエレガンスが織りなす独特の融合で知られる街、ウィーンへのオマージュである。ウィーンのモダニズムにインスピレーションを受けた「ヴィエナ」は、建築的な要素を取り入れた明快なデザイン言語と、スイスの伝統的なウォッチメイキングの完璧さを融合させている。
「ヴィエナ」ブルー・ダニューブ(ブルー & ホワイト)

自動巻き(Cal.CSS-V1 / ヴォーシェ・フルーリエ・マニュファクチュールと共同開発)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径39mm、厚さ7.9mm)。3気圧防水。3色の文字盤を合わせて300本限定。303万6000円(税込予価)。
「ヴィエナ」デイ(ホワイト)

自動巻き(Cal.CSS-V1 / ヴォーシェ・フルーリエ・マニュファクチュールと共同開発)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径39mm、厚さ7.9mm)。3気圧防水。3色の文字盤を合わせて300本限定。303万6000円(税込予価)。
「ヴィエナ」ナイト(ブラック & ホワイト)

自動巻き(Cal.CSS-V1 / ヴォーシェ・フルーリエ・マニュファクチュールと共同開発)。29石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。SSケース(直径39mm、厚さ7.9mm)。3気圧防水。3色の文字盤を合わせて300本限定。303万6000円(税込予価)。
ウィーン・モダニズムへのオマージュ
ウィーンの著名な時計デザイナー、エリック・ジルーはウィーン・モダニズムへのオマージュをダイアル上に表現した。建築家として学んだあと、1997年に時計デザインへと転向した彼は、ウィーンの精緻な建築言語にインスピレーションを得て、明確なラインで精密に作られたデザインをダイアルに施した。200年の歴史を持つカール・スッキー&ゾーネが、現代的なコードとモダンなラインを融合させた「ヴィエナ」で、新たなアイデンティティを築き上げた。
引き算の芸術

ウィーン・モダニズムは、真の美しさは明快さ、つまり形態と機能の完璧さにある。余分な装飾はなく、本質だけが凝縮されている。ヴィエナはまさにこの原理を表現していて、光と影が文字盤を舞い、針は音もなく刻まれる。超薄型自動巻きムーブメントCSS-V1を搭載したヴィエナは、6時位置のワルツィング・ディスク(秒表示ディスク)が、一回転ごとに繊細な模様を描きながら、街のリズムに合わせて鼓動する。静かな鼓動がヴィエナを動かし続けるのだ。
ウィーンの美意識を表現する手作業の技

超薄型自動巻きムーブメント、Cal. CSS-V1 を搭載した「ヴィエナ」は、独立時計師であり、AHCIの元会員で2008年に自身の時計製造・コンサルティング会社を設立したマーク・イェンニが、細部にまでこだわった手作業の技を駆使し、最高の精度で作られている。独自のコート・ド・ヴィエンヌ仕上げがムーブメントに独特の個性を与え、ウィーンの美意識を繊細に表現している。
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