ゼニス「クロノマスター オリジナル」より、シグネチャーカラーのブルーをまとった新作モデルが登場

2025.07.12

ゼニスは、1969年発表のエル・プリメロを搭載した最初期のモデルのひとつである「ゼニス A386」を復刻した、新作「クロノマスター オリジナル」を発表した。デザインはオリジナルモデルを踏襲しつつ、自動巻きのメカニカルクロノグラフムーブメントのCal.エル・プリメロ 3600を搭載。約60時間のパワーリザーブと、1/10秒の測定機能を備える現代的な性能を有している。

ゼニス クロノマスター オリジナル


エル・プリメロを搭載した最初期モデルの復刻

 腕時計の歴史の中でもアイコニックな存在であるエル・プリメロを搭載した最初期のモデルのひとつである、1969年の「ゼニス A386」。このモデルを復刻した「クロノマスター オリジナル」から、新作をリリースした。ゼニスのシグネチャーカラーであるブルーを文字盤に与えた1本だ。この深みのあるブルー文字盤を背景に、3時位置に60秒積算計、6時位置に60分積算計、9時位置にスモールセコンドとして備わった3つのインダイアルはA386に忠実な配色であるグレー、ダークグレー、ブルーを受け継ぐ。一方でCal.エル・プリメロ 3600の搭載によって1/10秒単位の計測機能と現代的な約60時間のパワーリザーブを備えるなど、現代的な性能も有していることが大きな特徴である。

ゼニス クロノマスター オリジナル

ゼニス「クロノマスター オリジナル」Ref. 03.3200.3600/52.C910
自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3600)。35石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径38mm、厚さ12.6mm)。5気圧防水。140万2500円(税込み)。

 また、ブルー文字盤にはセンター時分針とクロノグラフ秒針を、4時半位置に日付表示を配しており、判読性に優れた仕上がりだ。

 さらに本作は、オリジナルモデルが搭載したエル・プリメロの最新版の位置付けとなる、自動巻きクロノグラフムーブメントのCal.エル・プリメロ 3600を搭載する。パワーリザーブは約60時間と、現代的な性能が与えられている。

 一般的なメカニカルクロノグラフでは、クロノグラフ秒針は60秒で1回転するのに対し、Cal.エル・プリメロ 3600では10秒で1回転するのが特徴である。オリジナルモデルと異なるこの機構の性能を発揮するため、本作には100分割されたチャプターリングが組み合わされており、このチャプターリングを用いることで1/10秒を測り取ることが可能となっている。

ゼニス クロノマスター オリジナル

サンレイ仕上げのベース、スネイル装飾が設けられたサブダイアル、立体的なインデックス、細かく繊細なスケールなど、表情が豊かかつ立体感のある仕上がり。ミッドナイトブルーの文字盤と3色のサブダイアル、レッドのクロノグラフ秒針と、ゼニスらしいカラーコーディネートである点も魅力だ。

 なお、本作には文字盤と同色のカーフレザーストラップと、3連のステンレススチールブレスレットが付属し、スタイリングに合わせて選択可能となっている。



Contact info:ゼニス ブティック銀座 Tel.03-3575-5861


2025年 ゼニスの新作腕時計を一気読み!

FEATURES

40代男性に向けて、ゼニスのクロノグラフ搭載モデルを紹介【クロノマスター、デファイ、パイロット】

FEATURES

ゼニス「クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー」。技術遺産が生んだ、 復刻時計の優位性

FEATURES