ベル&ロスが、日本限定モデルとして、強烈なコントラストが鮮烈な「BR-05 レッド ブラック セラミック 日本限定モデル」を発表した。ベル&ロスのアイコニックな「四角の中に丸」のデザインをベースに、ブラックのセラミックス製ケースと、彩度の高いレッドの文字盤を組み合わせた1本だ。

ブラックのセラミックス製ケースの日本限定モデルが登場
ベル&ロスは、日本限定99本の「BR-05 レッド ブラック セラミック 日本限定モデル」を発表した。本作は、ヘアライン仕上げとポリッシュ仕上げを使い分けたブラックのセラミックス製ケースに、ベル&ロスのアイコニックなカラーコードであるレッドの文字盤を組み合わせたモデルである。これまでは、ミリタリーテイストの強いモデルで用いられることが多かったカラーコードであるが、本作では、ケースデザインとその仕上げによって、現代的で都会的な仕上がりとなっている。

自動巻き(Cal.BR-CAL.321-1)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約54時間。セラミックケース(直径41mm、厚さ11.2mm)。100m防水。日本限定99本。117万7000円(税込み)。
2011年のアイコニックなモデルの持つカラーコードを再解釈
ベル&ロスにとって、レッドの大胆なカラーコードは特別な意味を持つ。そのルーツとなるのが、2011年に発表された「BR-01 レッド・レーダー」である。これは、航空機のレーダーをモチーフにしたグラフィカルなデザインが特徴で、レッドの文字盤をレーダースクリーンに見立て、ビームマークがスキャンする様子を再現したモデルであった。このコンセプトは、「BR-03 レッド・レーダー」へと受け継がれ、人気を集めることとなる。

BR-01 レッド・レーダーのケースはブラックであったことから、ベル&ロスのプロフェッショナルラインにおいて、レッドの文字盤とブラックのケースは、アイコニックなカラーコードとして取り入れられるようになった。
今般発表された限定モデルでは、このカラーコードを再解釈し、都会的なデザインを取り入れることで、新たなスタイルへと昇華されている。注目点はケースである。
質感の高いセラミックケースがコントラストを引き立てる

ケースはブラックのセラミックス製で、ヘアラインを主体としてエッジにポリッシュを施して輝きを生み出している。ブレスレットは中ゴマがポリッシュとなり、その造形が際立つ仕上がりだ。ベル・&ロスの外装の仕上げレベルは近年高まっており、本作のケースにおいても、仕上げが大きな見どころのひとつであろう。
ここに組み合わされるのが、サンレイ仕上げのレッド文字盤である。彩度が高く、くっきりと明るいレッドが目を引き、輝きのあるケースの仕上げと相まって都会的な印象に仕上がっている。インデックスと時分針には、明所ではホワイトで、暗所ではオレンジに発行するスーパールミノバが塗布されている。スポーティーで現代的な仕立てと言えるだろう。この特別なデザインの本作は、日本限定99本となる。