モバードより、新作「オンドプラン」が発表された。本作は1970年代に販売された音叉式時計「エレクトロニック・サーフ」を復刻したモデルである。ブレスレット一体型ケースに、クォーツ式ムーブメントを搭載している。
モバードの1970年代を象徴する名作が、現代によみがえる
モバードより、新作「オンドプラン」が発表された。「ヘリテージコレクション」にラインナップする本作は、同社がゼニスと協業していた1970年代の名作である「エレクトロニック・サーフ」を復刻したモデルである。

モバード「オンドプラン」Ref.3650215
1970年代の名作「エレクトロニック・サーフ」を復刻した「オンドプラン」。ブレスレット一体型のケースを採用したデザインが特徴のモデルだ。クォーツ。SSケース(直径36mm)。5気圧防水。16万7200円(税込み)。
1970年代の名作「エレクトロニック・サーフ」を復刻した「オンドプラン」。ブレスレット一体型のケースを採用したデザインが特徴のモデルだ。クォーツ。SSケース(直径36mm)。5気圧防水。16万7200円(税込み)。
ダイアルは、ヴィンテージ感のあるブルーのグラデーションに彩られ、ダイヤモンドカットを施したアプライドインデックスと、ペンシル型の時分針を組み合わせている。インデックスと時分針にはスーパールミノバが塗布され、暗所でも時刻を確認することが可能だ。3時位置には日付表示が配され、ビジネスシーンでも心強い。風防の素材には両面無反射処理を施した硬度の高いサファイアクリスタルが採用するなど、現代的なスペックアップも図られている。

ダイヤモンドカットのアプライドインデックスや、中央にスーパールミノバを塗布した時分針など、視認性を十分に確保したダイアル。ブルーのグラデーションが、レトロな風合いをもたらしている。
オンドプランの最大の特徴が、ブレスレット一体型のケースデザインだろう。丸みを帯びたケースから、独特のカーブを描くブレスレットへと繋がっており、1970年代を象徴するようなレトロフューチャーなデザインに仕上がっている。ベゼルは、波をイメージしたフルーテッド状の装飾が施され、華やかさを感じさせる。ケースの直径は36mmに抑えられ、男女問わず着用しやすいサイズ感だ。防水性は5気圧を確保しており、日常生活の範囲であれば水への心配もない。

幅広のコマで構成されたブレスレット。プッシュボタンを備えた両開き式のバックルを採用している。
オリジナルのエレクトロニック・サーフでは、機械式とクォーツ式の過渡期に存在していた“電気/電子駆動”のチューニングフォーク(音叉)式ムーブメントを搭載していたが、本作ではクォーツ式ムーブメントを搭載している。

エレクトロニック・サーフ(右)と、今回発表された新作のオンドプラン(左)。ダイアルのデザインがすっきりとした他は、オリジナルをほぼ忠実に再現している。



