アメリカの時計ブランド、タイメックスは、定番ミリタリーウォッチ「キャンパー」より「キャンパー 34mm」の復刻モデルを発売した。カラーリングは、王道のオリーブ、定番のブラック、そして“幻の青キャン”と呼ばれたブルーの3色。“チビミリ”の愛称で親しまれた第2世代モデルのデザインを再現した、性別問わず愛用できる直径34mmのモデルである。

日常使い向けに洗練された、愛すべき“チビミリ”が復活
タイメックスは、「キャンパー」コレクションの新作として、第2世代モデルを復刻した「キャンパー 34mm」の3モデルを発売した。

タイメックス「キャンパー 34㎜」左:Ref.T41711 中:Ref.T18581 右:Ref.T2N257
クォーツ。レジンケース(直径34mm)。3気圧防水。各9900円(税込み)。
クォーツ。レジンケース(直径34mm)。3気圧防水。各9900円(税込み)。
新作のオリジナルにあたる第2世代キャンパーは、1988年に登場し、「オリジナル・キャンパー」と入れ違いになるかたちで、2017年に廃番となったモデルである。現行のオリジナル・キャンパーが直径36mmであるのに対し、第2世代モデルは直径34mmというひと回り小ぶりなサイズを採用していたことから、“チビミリ”の愛称で親しまれていた。

キャンパーのルーツは、ベトナム戦争時に米軍の要請で開発された“ディスポーザブル(使い捨て)”ウォッチにある。これをベースに、1980年代初頭に誕生したのが手巻き式の初代キャンパーである。
またこの第2世代キャンパーは、都会的なデザインに加えて、クォーツ式ムーブメントを搭載するなど、より普段使いになじむよう設計されていた。今回の復刻モデルでは、その仕様の多くを継承。丸みを帯びたケースフォルムやセパレート型のラグを採用することで、ミリタリーウォッチ特有のアクの強さが抑えられた、フランクなデザインに仕上げられている。

直径34mmのケースには、オリジナルと同様にレジン素材が採用。優れた耐衝撃性を備えている。
ラインナップは、当時の定番カラーであるオリーブ、1990年初頭に誕生したブラックに加え、ミリタリーテイストを抑えたブルーカラーが用意される。このブルーの第2世代キャンパーは、2012年に少数生産され瞬く間に完売したことから、“幻の青キャン”とも呼ばれている。今回の登場は、ファンにとって嬉しい知らせとなるだろう。

ベーシックなデザインと、小ぶりなサイズ感が相まって、ジェンダーレスに着用できるミリタリーウォッチに仕上がっている。



