1972年発表モデルの特徴的な〝宙に浮いたアワーマーカー〟まで再現したタイメックスの新作

2025.12.06

タイメックスは、1972年発表で、宙に浮いた“フローティングアワーマーカー”をまで再現した「Q タイメックス 1972 タイム マシーン リイシュー」を発表した。ゴールドカラーのポリッシュ仕上げが施されたケースは、ぷっくりと厚みのあるトノー型であり、極めて立体的な仕立てである。幾何学的な模様を描くブレスレットと、特徴的な文字盤も相まって、1970年代のデザインの魅力を現代に伝えている。

タイメックス「Q タイメックス 1972 タイム マシーン リイシュー」

タイメックス「Q タイメックス 1972 タイム マシーン リイシュー」Ref.TW2Y45200
クォーツ。SSケース(直径39mm)。50m防水。4万9500円(税込み)。


立体的で、存在感のあるゴールドカラーの復刻モデル

 タイメックスは、1972年発表のモデルを忠実に再現した「Q タイメックス 1972 タイム マシーン リイシュー」を発表した。最大の特徴は、ぷっくりとした立体的なトノー型ケースだ。直径39mmのゴールドカラーのケースには、全面にポリッシュ仕上げが施されており、存在感のあるシルエットである。

 ケース同様に、ゴールドカラーでポリッシュ仕上げのブレスレットは、H型のこまを六角形のリンクでつなぐ形状で、レトロさのあるデザインだ。加工技術の向上により、この幾何学模様の精度が高まっており、エッジの効いた、モダンさもある仕上がりとなっている。

タイメックス「Q タイメックス 1972 タイム マシーン リイシュー」

レトロさのある、幾何学模様のブレスレット。ケースと同様のゴールドカラーのポリッシュ仕上げで、ケースのインパクトに負けないデザイン。

 そんな本作の特徴は、オリジナルモデルに見られた“フローティングアワーマーカー”である。これは、文字盤にアワーマーカーを配するのではなく、見返しに取り付けて、文字盤から浮いた状態とするものである。センターにブラックのラインを持ち、太く、インパクトのある長方形型のアワーマーカーと、それと呼応する時分針が対抗するデザインが、本作のデザインコードの中核となっている。また、時分針の方が低く(文字盤に近く)、アワーマーカーの方が高い(文字盤から離れている)という、一般的なデザインとの大きな相違は、一見した時のインパクトを生み出している。背景となる文字盤には、ブラウンのタイガーアイデザインを用いている。

タイメックス「Q タイメックス 1972 タイム マシーン リイシュー」

文字盤から浮いている“フローティングアワーマーカー”。時分針とのデザインの呼応も、本作の特徴。立体的なドーム型の風防も、レトロな雰囲気を生み出している。

 復刻対象のモデルは、2012年にも復刻が試みられていた。しかしその当時の技術では、オリジナルモデルのフローティングアワーマーカーは再現できなかったのだ。そのため、今般の復刻は、史上最も完成度が高い復刻モデルとなっており、アイコニックなスタイリングを、現代の品質基準で気軽に楽しめることは、魅力的なポイントである。


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