ハミルトンが日本の伝統美「絞り染め」に着想を得たベンチュラの旗艦店限定モデルを発売

ハミルトンは直営旗艦店「ハミルトンストア 東京 キャットストリート」限定モデルの「ベンチュラ SHIBORI」を発表した。日本の伝統的な染色技術「絞り」と「風呂敷」からインスピレーションを得た特別なタイムピースであり、先端技術によって藍染の風合いがダイアルに巧みに落とし込まれている。

絞り染めを先端技術で再現した「ベンチュラ」国内限定モデル

　ハミルトンは「絞り」と「風呂敷」からインスピレーションを得た旗艦店限定モデル、「ベンチュラ SHIBORI」を発売した。

　

　

　ベースモデルは、1957年に世界初の電池式腕時計として誕生した、象徴的な三角形のフォルムを持つ「ベンチュラ」だ。本作は、このアイコンウォッチに日本の伝統美と最先端技術を融合させた、ハミルトンストア 東京 キャットストリートだけで販売される特別なモデルとなっている。

　最大の特徴であるダイアルでは、真鍮製のベースプレートにインディゴとホワイトの7層にわたるデジタル印刷を施すことで、風呂敷の繊維感や藍染の絞り模様の奥行きを表現している。このダイアルの制作にあたり、ハミルトンの日本チームは絞り染めの専門家と連携。さまざまな手法で仕上げられた藍染の布を高解像度で分析し、その風合いの再現に最先端の3Dプリント技術を駆使したという。

　ストラップには、インディゴブルーとシルバーのバイカラーレザーを採用。内側には肌触りの良いスエード調の人工皮革素材を使用している。さらに、イージークリックシステムを搭載しており、付属のステンレススティール製フレックスブレスレットへと工具なしで交換できるようになっている。

　なお本作は、1枚1枚手作業によって絞り染めされた、特製の風呂敷に包まれて提供される。日本の“包む文化”を象徴するパッケージも含め、細部まで伝統へのオマージュが感じられる1本に仕上がっている。