セイコーのプレステージクロックブランド「デコールセイコー」は、長い歴史を持つ江戸切子メーカーの廣田硝子がガラスケースへの装飾を担当した「置時計 江戸切子」Ref.AZ763Sを発表した。江戸切子の柄は、成長や繁栄の象徴として吉祥文様とされる「麻の葉」柄である。ケース内部には、空中に浮かんでいるかのように、スケルトンのクォーツムーブメントが配置される。

クォーツ。約3年稼働。ガラスケース(高さ324×幅200mm、奥行き200m)。国内限定5台。143万円(税込み)。3月6日発売予定。
江戸切子をケースに用いた「デコールセイコー」の最新作が発表
セイコーは、クロックの最上位ブランドに位置付けている「デコールセイコー」の新モデルとして、江戸切子をガラスケースに用いた「置時計 江戸切子」Ref.AZ763Sを発表した。
本作は、円柱形のガラスケースの内部にムーブメントが収められた構造となっており、このケースには江戸切子の技法による吉祥文様の「麻の葉」柄が刻まれている。麻の葉柄は、成長の早い麻にあやかって子どもの健やかな成長や繁栄を願う意味が込められており、直線の切り込みを放射状に並べ、それを等間隔に配置したものだ。均整の取れた幾何学模様を生み出すためには、ラインの正確さと深さを常に一定に保つ熟練の技術が必要で、江戸切子は国の伝統工芸品に指定されている。

本作の江戸切子を担当するのは、東京で最も歴史ある硝子メーカーのひとつである1899年創業の廣田硝子である。創業より伝えられる貴重なデザイン資料を元に、現代的なセンスを反映した作品を、受け継がれてきた江戸切子や吹き硝子の技法によって表現することが特徴である。
江戸切子の中に浮かぶクロックムーブメント
円柱形のガラスケースの内部には、そこに浮かぶかのようにクロックのムーブメントが配置される。モーターを駆動源とするクォーツ式であるが、機械式時計を思わせる輪列が採用されており、歯車の作動を観察できるスケルトンデザインとなっている。また、このスケルトンデザインが、江戸切子の透明感と呼応している点も見どころだ。




