【動画】ジャケ・ドローの新作オートマタウォッチ 「マジック・ロータス・オートマトン」

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2019.08.16

マジック・ロータス・オートマトン

ジャケ・ドロー 「マジック・ロータス・オートマトン」
自動巻き(Cal.JAQUET DROZ 2653AT2)。2万8800振動/時。56石。パワーリザーブ約68時間。18KRGケース(直径43mm,厚さ16.96mm)。30m防水。予価2283万円(税別)。

「マジック・ロータス・オートマトン」は、蓮が浮かぶ、清らかな庭園をモチーフとしたオートマトンウォッチだ。 開発に3年以上の歳月が費やされ、4つの特許を申請中の今モデルは、ジャケ・ドロー史上最も繊細な文字盤を備え、4分間のオートマトン動作を可能にしている。

 今作の目玉であるオートマトンでは、4分間という長い作動時間を誇る。そして、命が生まれ変わり、永遠に続くという、古来より存在する「生命の円輪」の概念をテーマにしており、水の絶えざる動きをイメージした最外周に配されたディスクの回転でこれを表現している。ゴールド製睡蓮が浮かぶこのディスクは、回転と同時に、ふたつの生物の動きをオートマタで再現する。

 ひとつは、長寿、勇気、忍耐のシンボルとして知られる鯉だ。職人が手作業でゴールドを加工し、彫刻を施した鯉のモチーフは、流水の中を進んでいる印象を与える尾びれの動きと上下に跳ねる動きをし、 川の中を悠々と泳ぎ回り、ハスの葉の下に潜る様子を演出する。

 もうひとつは、鯉と対置された蓮の花びらだ。マザー・オブ・パールで加工されたこのモチーフは、インダイアルや蓮の葉の下を通過するごとに、中心部のストーンがブルーサファイア、イエローサファイア、そしてルビーへと代わる代わる変化する。

 また、8時位置と9時位置の間には、オートマタ機構のパワーリザーブを示すレッドゴールド製のトンボが配置される。手作業で彫刻と彩色が施されたトンボは、リュウズによって巻き上げられたパワーリザーブが尽きると、蓮の葉の上に静止する。

 今モデルでは、絶え間ない動きをダイアルの蓮によって表現しており、4輪の花が四季のそれぞれ、そして生命の局面を表している。

  3時位置のゴールドとマザー・オブ・パール製の蕾は立体的なレリーフが施され、季節の始まりである「春」を表現。

 4時位置の完全に開花した蓮の花は 「夏」を表す。この花びらはマザー・オブ・パールから彫刻され、半透明の塗料で立体感を増す加工がなされている。花の中心に配置され、ゴールド製の爪で固定されたイエローサファイアは、雌しべと雄しべを模したものだ。

 風に運ばれて水面に落ち、流されていく蓮の花が「秋」を示す。

 6時位置にセットされた種子のさやは「冬」をイメージしている。種子のモチーフには7個のダイヤモンドを配置し、さやの中に見える蓮の種が次の季節に向けて眠る命の輝きを垣間見せる。

 ケースバックから確認できるムーブメントのうち、ブリッジとローター部分に自然を表現すべく彫金されており、彫金されていないムーブメントのパーツには、すべてに装飾(ペルラージュ仕上げ、あるいはヘアライン加工)および面取りがなされる。

「マジック・ロータス・オートマトン」は、レッドゴールドまたはホワイトゴールドの2モデルが用意され、それぞれ世界限定各28本のみ製造される。