ジャケ・ドローよりグラン・セコンド初のクロノグラフモデル「グラン・セコンド・クロノグラフ」が発売

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2019.12.19

 ジャケ・ドローは、同社の代表的なコレクションである「グラン・セコンド」初のクロノグラフ搭載モデル「グラン・セコンド・クロノグラフ」を発売する。世界限定88本の販売となる。

ジャケ・ドロー「グラン・セコンド・クロノグラフ」

グラン・セコンド・クロノグラフ

時刻表示は12時位置のインダイアルに表示され、日付は6時位置に配されたインダイアル内のレトログラード式ポインターデイトで表示される。クロノグラフ表示は、30分積算計を6時位置のダイアル内周を、秒をセンター針で表す。表示される情報は多いが、針やインデックスのカラーを分けることで見やすくすっきりとしたデザインに仕上げている。ダイアルには高温焼成エナメルを使用し、インデックスには低温焼成エナメルを使用することで、美しさと見やすさを高めている。自動巻き(Cal.26M5R)。34石。2万1600振動/時。パワーリザーブ40時間。RG(直径43mm、厚さ 14.83mm)。3気圧防水。世界限定88本。337万円(税別)。

「グラン・セコンド」の新たな時代の幕開けを感じさせる、伝統と革新を体現するモデル

 クロノグラフ機構はその性質上、操作用のプッシュボタンをケースに付けることや、ダイアル上にインダイアルや計測用の針を設置する必要がある。ダイアルのデザインやエレガントな佇まいに特徴がある「グラン・セコンド」に対してクロノグラフを搭載させるという挑戦を同社は見事な形で成し遂げた。

 まず、クロノグラフを搭載するうえで必要となるプッシュボタンをリュウズに集約させた。いわゆるモノプッシャー式である。これによって、スタート/ストップ/リセットをリュウズに設置されたボタンを押下し操作することが可能となり、「グラン・セコンド」特有のエレガントなシルエットを損なうことなくクロノグラフ機構を追加させることができた。

グラン・セコンド・クロノグラフ

裏蓋からは美しいムーブメントを見ることができる。レッドゴールド製のローターは大胆に肉抜きされており、鑑賞の妨げになることはない。限定モデルであるため、ケースバックにはシリアルナンバーが刻印される。

 ダイアルのデザインにも工夫がなされている。ダイアルには、時刻(時、分)、日付とクロノグラフ(分、秒)が表示される。このうち、時刻と日付の表示はレッドゴールドの針が、クロノグラフ表示にはブルーの針が使用されている。クロノグラフは情報が多くなりがちだが、カラーの使い分けによってすっきりとした表示を実現させることで、視認性を確保している。もちろん、特徴的なダイアルデザインを崩すこともない。

 このほか通常モデルとして、ダイアルを30度オフセットさせ、リュウズを4時位置に変更したステンレススティール製のモデルが3種発売される。

 いずれも「グラン・セコンド」の新たな時代の幕開けを感じさせる、同社の伝統と革新を体現するモデルだと言えるだろう。

グラン・セコンド・クロノグラフ

通常モデルはシルバー、ブルー、グレーの3色のダイアル展開となる。機能は限定モデルと変わらないが、オフセットされた文字盤によって、よりモダンな印象をまとった。なお、シルバーダイアルモデルにのみ、ブルーの針が採用されている。自動巻き(Cal.26M5R)。34石。2万1600振動/時。パワーリザーブ40時間。SS(直径43mm、厚さ 14.83mm)。3気圧防水。212万円(税別)。
グラン・セコンド・クロノグラフ

ブルーは、同社初採用のカラーである。ロジウム加工を施した針が採用されており、クラシックな従来の「グラン・セコンド」とは異なったモダンな雰囲気になっている。自動巻き(Cal.26M5R)。34石。2万1600振動/時。パワーリザーブ40時間。SS(直径43mm、厚さ 14.83mm)。3気圧防水。212万円(税別)。
グラン・セコンド・クロノグラフ

グレーも初採用のカラーである。こちらにもロジウム加工を施した針が採用されている。通常モデル共通の仕様として、ダイアルは乾いた砂による手作業のサンドブラスト加工が施されており、表面のきめを際立たせている。自動巻き(Cal.26M5R)。34石。2万1600振動/時。パワーリザーブ40時間。SS(直径43mm、厚さ 14.83mm)。3気圧防水。212万円(税別)。

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