タキシードから着想を得た復刻モデル/ロンジン「ロンジン ヘリテージクラシック タキシード」

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2020.07.05

1945年製のモデルにインスパイアされたドレスウォッチ「ロンジン ヘリテージクラシック タキシード」が発表された。搭載されるムーブメントCal.L893.5はシリコン製ヒゲゼンマイを採用する。

ロンジン「ロンジン ヘリテージクラシック タキシード」

ステンレススティール製ケースの直径は38.5mmで、風防はサファイヤクリスタル製だ。夜光塗料が焼けたような風合いを持つアラビア数字のインデックスにはスーパールミノバが塗布される。時分針はシルバーのポリッシュ針だ。

1940年代へのオマージュ

 世界中で数々の戦争が起こり、激動の時代であった1940年代。その反動か、文化の面においては伸び伸びしたスタイルのものが多く生まれた年代でもある。モダン・ジャズやR&Bが生まれたのはこの頃だ。アメリカ映画の製作本数はピークを迎え、40年代の末にハリウッドの黄金時代はテレビの登場により終焉を迎える。

 そんな時代の紳士が、上流階級の社交界にて着用していたタキシードやディナージャケットにインスパイアされたデザインが45年に製造されたモデルを復刻したのが「ロンジン ヘリテージクラシック タキシード」だ。

ロンジン ヘリテージクラシック タキシード

ロンジン「ロンジン ヘリテージクラシック タキシード」
自動巻き(Cal.L893.5)。27石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約64時間。SS(直径38.5mm)。3気圧防水。24万円(税別)。2020年秋発売予定。

 オリジナルモデルではケースは直径35mmで製造され、文字盤のカラーはベージュとブラックのツートンとなっていた。現在資料として残されているオリジナルモデルは経年変化のため、ベージュ部分がオールドローズカラーになっているが、2020年の復刻モデルではホワイトシャツを彷彿とさせるオパーリンシルバーカラーが文字盤の中央を飾る。また、ケース径は38.5mmに変更された。

 アラビア数字に彩られたマットブラックのアワーサークルとシルバーの針のコントラスト、そして前述のオパーリンシルバーのダイアルの組み合わせがタキシードにリンクするモデルだ。

ロンジン ヘリテージクラシック タキシード

ストラップは表側と裏側で色が異なったバイカラーのカーフレザーストラップとなっている。ステッチが見えないストラップはエレガントで洗練された仕上がりだ。なお、搭載されるムーブメントはETAがロンジンのために開発したCal.L893.5で、シリコン製のヒゲゼンマイが用いられた最新機種である。


Contact info: ロンジン Tel.03-6254-7351