シチズン、日本の伝統色「焦⾹(こがれこう)」を採用したカンパノラ2モデルを発表

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2020.08.07

シチズンのカンパノラに、日本の伝統色「焦⾹(こがれこう)」を用いたふたつの新作、グランドコンプリケーション搭載モデルとパーペチュアルカレンダー搭載モデルが追加される。「焦⾹」は、やや赤みを帯びた茶色であり、今作では金属粉を混ぜた淡い茶⾊の漆を塗り重ね、磨き上げることで表現している。各250本の限定販売となる。

焦⾹(こがれこう)

金属粉と茶色の漆によって彩られたダイアルは、和の香りが漂う上品な仕上がりを見せる。シチズンの誇る複雑機構ムーブメントとのマッチングは、まさに伝統美と機能美の融合だ。いずれのモデルも、ケースには同社独自の表⾯硬化技術「デュラテクトα」が施されており、高い硬度と輝きを持つ。

カンパノラの新作は日本の伝統色を用いたブラウンダイアル

 近年、各社さまざまなカラーダイアルを発表するようになったが、その中でも少しづつ数を増やしつつあるのがブラウンダイアルだろう。シチズンのカンパノラにも、やや赤みを帯びた茶色である日本の伝統色「焦⾹(こがれこう)」を用いたモデルが追加される。ラインナップされるのは、グランドコンプリケーション搭載モデルの集(すだく)とパーペチュアルカレンダー搭載モデル、移(うつろい)の2種類だ。

焦⾹(こがれこう)

シチズン カンパノラ「焦⾹-集(こがれこう-すだく)」
グランドコンプリケーション搭載モデル。インダイアルや五徳リングを二重にすることで、多機能ながらも見やすさを追求した工夫が凝らされている。クォーツ(Cal.6772)。SS+デュラテクトα(直径43.0mm、厚さ 16.5mm)。日常生活用防水。世界限定250本。予価40万円(税別)。2020年8⽉13⽇発売予定。

「焦⾹-集(こがれこう-すだく)」と名付けられたモデルは、ミニッツリピーター、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダー、スプリットセコンドクロノグラフを搭載するグランドコンプリケーションウォッチだ。モデル名には、4つの複雑機構、人の叡智を結集させたという意味が込められている。

 ダイアル中央は、金属粉を混ぜた淡い茶⾊の漆を塗り重ね、テーマである焦⾹の色が作り出されている。丁寧に磨き上げられることで浮かび上がった木目のような模様が雅な印象をもたらしている。その外周には、タキメーター等が書き込まれたマットゴールドカラーの五徳リングが備えられ、機能性を向上させるとともに全体の華やかさを増すことに一役買っている。

焦⾹(こがれこう)

シチズン カンパノラ「焦⾹-移(こがれこう-うつろい)」
パーペチュアルカレンダー搭載モデル。プッシュボタンを操作することで、1900年3月1日〜2100年2月28日の任意の一日を呼び出すことができる。年数を表示する200年カレンダーの中心には、渦巻き星雲をモチーフとした年針が備えられる。こちらは2020年9⽉上旬発売予定だ。クオーツ(Cal.6704)。SS+デュラテクトα(縦52.8×横41.0mm、厚さ 15.7mm)。日常生活用防水。世界限定250本。予価38万円(税別)。

「焦⾹-移(こがれこう-うつろい)」は、パーペチュアルカレンダー搭載モデルだ。カンパノラ独自の未来ボタン(2時位置)と過去ボタン(4時位置)を備えており、それらを押下することで、西暦2000年を境に前後100年の任意の1日を呼び出すことができる。まさしく時間の“うつろい”を感じることができるモデルだ。ダイアルは漆を用いてツートーンに仕上げられており、特徴的なアシンメトリーのデザインがより強調されている。

 装着されるストラップは、ダイヤ状のパターンが型押しされたカーフ製であり、今までにないスポーティーな印象を与えている。伝統美溢れるダイアルと組み合わせることにより、調和の取れた意匠となっている。

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