リシャール・ミルが発表した女性のための守護ウォッチ「RM 71-02 オートマティックトゥールビヨンタリスマン」

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2020.12.04

プリズムのように多彩で贅沢な光、色とりどりのカラーストーン。2年前に発表されたブラックとホワイトの色調をもつRM 71-01に続き、最新作コレクション「RM 71-02 オートマティックトゥールビヨンタリスマン」がリシャール・ミルのコレクションに華やぎをプラスした。本コレクションでは、70年代のエッセンスを称えた10種類のモデルをそれぞれ世界限定7本のみで発売する。

ディスコ全盛期の強烈な魅力を表現した

　クラブカルチャーが流行し、エレクトロ音楽やディスコ音楽が生まれたこの10年間には、日が沈んでから豪華な装いをまとう夜の都会人が誕生した。リシャール・ミルのクリエイティブ＆開発ディレクターを務めるセシル・ゲナが再解釈したのは、ディスコ時代に隆盛を極めた自分を主張するスタイル。彼女はさまざまな面をもつ1970年代の文化を融合させることにより、光・音・色の効果を腕時計に表現した。当時のヒット曲の今にも踊りだしたくなるようなリズムやスタジオ54の劇場の装飾、そしてラメやラインストーン、スパンコールの煌めく光を組み合わせたファッションも忘れてはならないだろう。10人の女性にインスパイアされた10本の時計が、それぞれ独自の力強さと美しさをはっきりと示している。

リシャール・ミルにおいて過去に例を見ないほど鮮やかな色使いとストーンが組み合わされ、ツァボライト、華やかなスぺサルタイト、アメジスト、ダイヤモンド、スピネル、ルビー、そしてサファイヤが魅惑の錬金術を織り成している。エネルギーとお守りの精神がダイヤルの装飾と結び付き、ヘマタイトは強さを、マラカイトは内面のバランスを、ラピスラズリはビジョンを、スギライトは保護を、ピンクオパールは癒しをそれぞれ表現している。新コレクションのタリスマンでは、ケース全体とダイヤルに様々な幾何学的モチーフで配置された象徴的な意味を持つストーンによって、女性たちのもつ個性が引き立てられている。
リシャール・ミル「RM 71-02 オートマティックトゥールビヨンタリスマン」
自動巻き(cal.CRMT1）。23石。28,800振動/時。可変慣性モーメントローターはユーザーの使用環境に合わせて設定を調整可能。18KWGケース（52.20 x 34.4 x 12.5 mm）。パワーリザーブ約50時間。50m防水。全10種、世界限定各7本。5900万円（税別）

自動巻きトゥールビヨン

リシャール・ミル RM 71-02 オートマティックトゥールビヨンタリスマン

　10種類のモデルはそれぞれストーンの配置、セッティングのモチーフ、エングレービング、厚さ0.90mmのダイヤルの中央装飾が異なる一方で、共通してキャリバーCRMT1が搭載されている。RM 71-01 オートマティックトゥールビヨンタリスマンコレクションの一部として2018年に初めて発表されたCRMT1は、リシャール・ミルでは8作目となる自社製ムーブメントだが、開発に1,000時間も費やされた初の自動巻トゥールビヨンキャリバーでもある。日常での使用を想定して開発されたこのキャリバーは、厚さわずか6.2mm、重さはわずか8gのムーブメントの中心部にトゥールビヨン機構が組み込まれた。

緻密に計算されたカラーストーンの配置

リシャール・ミル RM 71-02 オートマティックトゥールビヨンタリスマン

　このクラフツマンシップの傑作には、求めていた効果を確実に得るためのストーンの配置が承認されるまでに6か月以上もの時間が費やされた。「ディスコ全盛期の強烈な魅力は、豊富な色彩やテクスチャーで表現されます」とセシル・ゲナは説明する。「このアイディアを具現化する方法を見つけなければなりませんでした。とても苦労したのがストーンそのものの取り扱いです。ストーンの色合いが近くても、サイズやセッティング方法によって見え方が全く異なってしまうからです。」

特別にデザインされたストラップ

　アートと機械の両方のノウハウが余すことなく反映されたこの新コレクションには、各モデルのために特別にデザインされたストラップが誕生した。12時位置の控えめな植物のモチーフ、6時位置には幾何学的なラインのエンボス加工が施されたストラップは、それぞれ2色を基調とし、エナメルレザーに施されたメタリック加工が、ストーンの視覚的なインパクトを高めている。