ルイ・エラールが「針」に注目すべき新コラボ作を発表

2021.12.03

ルイ・エラールはコラボレーションシリーズの最新作として、エクセレンス レギュレーターの新たな限定モデルを発表した。ヴィンテージウォッチの針をカスタマイズすることで知られるSECONDE/SECONDE/がデザインを手掛け、ユニークな外観にまとめられている。

エクセレンス レギュレーター


デジタル×アナログの独特な世界観

 ルイ・エラールは、毎回人気を集めるコラボレーションシリーズの最新作を発表した。エクセレンス レギュレーター シリーズの新たな作品は、レギュレーターの重要な要素のひとつである「針」に注目すべき1本だ。

エクセレンス レギュレーター

ルイ・エラール「エクセレンス レギュレーター リミテッド エディション SECONDE/SECONDE/」
自動巻き(Cal.SW266-1)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約38時間。SS(直径42mm)。50m防水。世界限定178本。39万6000円(税込み)。

 今回のコラボレーションモデルでデザインを手掛けたのは、ヴィンテージウォッチの針を、独特の視点からカスタマイズする「SECONDE/SECONDE/」。現代社会の必需品となった「インターネット」をイメージしており、探したいものを見つけることができない恐ろしい現象「404エラー」が分針で表現されている。

エクセレンス レギュレーター

SECONDE/SECONDE/とは
SECONDE/SECONDE/の作品を手がけるロマリック・アンドレは、トゥールビヨンを内蔵した高級携帯電話を製造するCelsius XVIIを設立。 後にこのビジネスは頓挫するが、 築き上げたネットワークは時計業界への参入の重要な足掛かりとなった。SECONDE/SECONDE/と名を変え「ヴィンテージウォッチの針を交換する」というカスタマイズ方法を生み出し、「既存の時計の1本または複数の針を交換する、 美的には過激で技術的に無害な時計製造ゲーム」というコンセプトで人気を集め、主に1950〜70年代のモデルが対象。彼の針交換によって生み出された文字盤上のコントラストは印象的であり、 素朴な美学とシニカルな感覚が表現されている。

 これは「error」とルイ・エラールの“ERARD”が、ヨーロッパ人の発音が同じように聞こえることを皮肉に捉えてデザインされた。この分針が45分を指すと「404 ERROR」という文字列が現れる、ユーモアに長けた要素が見どころだ。

エクセレンス レギュレーター

レギュレーターの分離された時、 分、 秒針のカラーは、LANケーブルでよく使用されるブルーを採用。アナログな時計とデジタルなインターネット環境を掛け合わせたデザインが特徴。

エクセレンス レギュレーター

インターネットがエラーを起こしてしまう事態であっても、ルイ・エラールの時計は時間を見失わない、というメーセージが込められている。


Contact info: 大沢商会 Tel.03-3527-2682


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