H.モーザーのミニマルな永久カレンダー「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー」登場

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2022.02.28

H.モーザーは、パーペチュアルカレンダーを搭載した新作「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー」を発表した。シンプルなデザインながらパーペチュアルカレンダーに必要な機能をすべて備えており、カレンダーの操作も簡単なモデルである。

エンデバー・パーペチュアルカレンダー


実用性を追及した、見やすく使いやすいパーペチュアルカレンダー

 H.モーザーより、パーペチュアルカレンダーを搭載した新作、「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー」が発表された。今作は、レギュラーモデルと数量限定モデルの2種がラインナップされている。2005年に登場した、ブランド初のパーペチュアルカレンダー搭載モデルである「パーペチュアル1」同様、コンプリケーションウォッチとは思えない非常にシンプルなデザインを持つ。

エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー

H.モーザー「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・ファンキーブルー」
パーペチュアルカレンダーが搭載されているとは思えないほど、シンプルにまとめ上げられたダイアルを持つ。月は、ダイアルセンターに配された小さな針とインデックスを組み合わせて読み取ることができる。大型のデイト表示は、瞬時に切り替わる「フラッシュ・カレンダー」が搭載されている。手巻き(Cal.HMC800)。32石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約7日間。18KWG(直径42mm、厚さ11.9mm)。3気圧防水。予価680万円。発売時期未定。

 “ファンキーブルー”カラーのフュメダイアルには、3時位置にデイト窓、6時位置にスモールセコンド、9時位置にパワーリザーブインジケーターが配されている。通常、パーペチュアルカレンダーを搭載した時計は、その特性上、閏年表示や月表示などの多くの情報を表示する必要がある。

 このモデルをひと目見ただけで、その隠された機能を見破ることは難しいだろう。今作では閏年をムーブメントのブリッジ側に表示し、月をダイアルセンターの小さな針で表示することによって、同社の得意なミニマルなデザインに仕上げられている。

エンデバー・パーペチュアルカレンダー・チュートリアル

H.モーザー「エンデバー・パーペチュアルカレンダー・チュートリアル」
数量限定モデルには、ダイアル上にカレンダーの読み取り方や機能の説明が記載されている。あまりにもシンプル過ぎるデザインを強調するような、ユニークな発想である。手巻き(Cal.HMC800)。32石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約7日間。18KWG(直径42mm、厚さ11.9mm)。3気圧防水。世界限定20本。予価750万円。発売時期未定。

 パーペチュアルカレンダーにつきものなのが、カレンダー調整の複雑さである。操作禁止時間帯があることや、ムーブメントによっては、誤ってカレンダーを進めてしまったらユーザーでは戻す手段がないなど、調整をするだけでもひと苦労である。

 今作では、リスクなくカレンダー調整ができるようになっており、どの時間でも調整できるほか、進めることも戻すことも自由である。さらに限定モデルでは、ダイアルの読み取りやリューズ操作方法がダイアル上にされており、マニュアルがなくとも簡単に扱うことができる。

エンデバー・パーペチュアルカレンダー・チュートリアル

 ムーブメントは2つの香箱による、約7日間のパワーリザーブを誇る手巻き式。手作業で磨き上げられたブリッジをはじめとする各パーツに加え、ゴールドシャトンやダブルストライプ、独自のモジュール型脱進機など、見どころにあふれるムーブメントである。

ムーブメントのブリッジ側に配された閏年表示。常に確認が必要ではない情報をダイアル上から省くことによって、ミニマルなデザインを実現している。現代では装飾としての意味合いの強い、ゴールドシャトンがアクセントになっている。


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