セイコープロスペックス、国産初の腕時計の誕生110周年を記念した限定モデルを発表

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2022.12.28

セイコーは、セイコー プロスペックスから国産初の腕時計「ローレル」の誕生110周年記念モデルを発表した。型打ちのシルバーダイアルで白銀の氷河を表現する本作は、「Save the Ocean」を象徴する現代デザインシリーズの第4作目にあたる。発売は2023年1月13日を予定しており、世界限定で5000本(うち国内800本)のみが販売される。

ダイバースキューバ Save the Ocean セイコー腕時計110 周年記念限定モデル


110周年のテーマは「人に寄り添い、ともに時を刻む」

 1881年より時計に関する事業を開始したセイコーは、掛時計の製造を経て、懐中時計が主流であった1913年に初の国産腕時計「ローレル」を完成させた。その後もセイコーは数多くの革新的な腕時計を生み出し続け、現在に至るまでの110年もの間、国産腕時計をリードする存在であり続けている。

 ちなみに、ローレルは日本の機械技術や産業の発展に寄与し、国民生活や文化に貢献した文化的遺産として、日本機械学会によって「機械遺産」に認定されている。

ダイバースキューバ Save the Ocean セイコー腕時計110 周年記念限定モデル

セイコー プロスペックス「ダイバースキューバ Save the Ocean セイコー腕時計110 周年記念限定モデル」SBDC187
自動巻き(6R35)。24石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径41.0mm、厚さ12.3mm)。200m空気潜水用防水。14万8500円(税込み)。世界限定5000本(うち国内800本)。2023年1月13日発売予定。

 そんな歴史に名を刻むこのタイムピースの発売110周年を記念する本作は、200mの空気潜水用防水性に代表される機能性と、普段使いしやすいデザインを兼ね備えるダイバースキューバの新作として登場した。

 かつて南極や北極に挑戦した冒険家・探検家の手元で、その信頼性と安全性が実証されたセイコーダイバーズ。本作ではその原点に立ち返り、白銀の氷河をダイアルで表現することで1960〜70年のセイコーダイバーズの挑戦にオマージュを捧げている。

ダイバースキューバ Save the Ocean セイコー腕時計110 周年記念限定モデル

ホワイトシルバーに彩られた立体的な型打ちダイアルでは、光の加減で浮かび上がる凹凸によって氷河特有の大胆な陰影が再現されている。ちなみに、「Save the Ocean」コレクションではシリーズを通して同系統の型打ち文字盤が採用されている。

 また本作は、海洋保護活動支援を象徴し、セイコーの名機を現代風にリデザインする「Save the Ocean」コレクションの新作でもある。元となったのは1968年誕生の歴史的なアーカイブモデルで、コンパクトにまとめられた41mm径ケースには上質感のあるシルバートーンのデザインが採用された。

1970メカニカルダイバーズ

本作のケースデザインは、1968年に誕生したマイルストーンの特徴を踏襲している。このモデルは現代でも根強い人気を誇る「1970メカニカルダイバーズ」の前身でもある。

 なお、腕なじみの良い5列のメタルブレスレットを採用する本作には、交換用のストラップも付属する。このストラップは素材にペットボトル再生原料を100%使用したセイコー初のファブリックストラップで、当然のことながらセイコーダイバーズが挑む過酷な環境にも耐えうるタフネスが備わっている。

ダイバースキューバ Save the Ocean セイコー腕時計110 周年記念限定モデル

ファブリックストラップは「製紐(せいちゅう)」と呼ばれる伝統技術を用いた技法で編み込まれており、立体的な織り柄は氷河の表情を想起させる。しなやかで通気性に優れており、肌触りも良い。


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