【83点】IWC/インヂュニア・クロノグラフ“ルドルフ・カラツィオラ”

FEATUREスペックテスト
2020.01.29

IWC/インヂュニア・クロノグラフ“ルドルフ・カラツィオラ”

クラシック・モータースポーツへの捧げもの
インヂュニア・シリーズ特有のデザインと決別し、 エレガントでレトロなルックスで登場した インヂュニア・クロノグラフ“ルドルフ・カラツィオラ”。 新開発のクロノグラフムーブメント、 キャリバー69370がここで初めて搭載される。

インヂュニア・クロノグラフ
イェンス・コッホ: 文 Text by Jens Koch
IWC:写真 Photographs by IWC
市川章子: 翻訳 Translation by Akiko Ichikawa
IWC
シャフハウゼンのマニュファクチュールIWCは、最も人気の高い時計ブランドのひとつである。アイコン的なモデル、高い機能性とテクノロジー、そして、流行に左右されない魅力的なデザインといった要素が、このブランドの成功のレシピである。1868年、アメリカのエンジニア、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズにより創立されたIWCは今日、年間生産本数約12万本と言われるブランドに成長した。2002年から2017年4月までIWCのCEOを務めたジョージ・カーン氏の手腕により、かつてのエンジニアリング・ブランドIWCは、ライフスタイルのイメージをも確立し、今日の成功を築くに至った。価格設定には、ブランドの矜恃が強く感じられるが、最近ではコストパフォーマンスの向上にも努める。


プラスポイント、マイナスポイント

point

・自社開発ムーブメントを搭載
・素晴らしいデザイン
・高い精度

point

・耐磁性能を有していない