【カラーダイアルの腕時計】サマーウォッチが映える夏服

2026.07.18

夏の装いは、軽くなる。シャツの袖をまくり、ショーツをはいて、サンダルやサングラスを添える。重ね着で奥行きをつくれない季節だからこそ、手元の腕時計がスタイルを大きく左右する。軽さ、実用性、色の遊び、そして手元で効く確かな存在感。夏の腕時計は、涼しさだけでは物足りない夏服に、確かな輪郭と遊び心を与えてくれる。街を歩く日も、海辺へ向かう日も、テラスで過ごす午後も、腕時計選びひとつで印象は大きく変わる。ここでは、6つのカテゴリーに分けて、サマーウォッチが映える夏服のスタイリングを提案する。

清水将之(人物/mili)、鈴木泰之(静物):写真
菊池陽之介:スタイリング
勝間亮平:ヘア&メイク
Lim(BE NATURAL):モデル
安部 毅:文・編集
※価格はすべて消費税を含んだ税込み価格です。


アウトドアスタイルに薄明のパープルが都会の気配を添える

ショーツスタイルでまとめたアクティブな装いに洒落感を添える洗練されたパープルダイアル
シャツ/5万1480円、マナベ。(問)HEMT PR Tel.03-6721-0882。パンツ/4万9500円、ユーゲン。(問)イデアス Tel.03-6869-4279。ブーツ/3万800円、ティンバーランド。(問)VFジャパン Tel.0120-558-647

 チェックシャツにベースボールキャップを効かせ、足元はブーツで。ショーツは英国ミリタリーをベースにしながら、ウールリネンの膨らみと端正なシルエットでラフさを大人っぽく整えたもの。手元には、キングセイコーの「バナック」を合わせる。東京の地平線と高速道路のスピード感に着想を得たというパープルダイアルが、陽光を受けて艶めく。チタンケースとブレスレットの軽やかな光沢も、アクティブな装いに都会の気配と品のある洒落感をさりげなく差し込む。


カラーダイアル × ショーツ

バナック

キングセイコー/バナック HKF001J
1970年代の「バナック」の鮮やかな色と多面形状の個性を継ぐモデル。パープルダイアルは「薄明の静かなる地平線」を表し、中央から広がる放射状パターンと水平ストライプで、東京の都市景観と高速道路を駆け抜ける疾走感を描き出す。自動巻き(Cal.8L45)。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径41.0mm、厚さ14.3mm)。日常生活用強化防水。47万3000円。(問)セイコーウオッチお客様相談室 Tel.0120-061-012

 カラーダイアルの腕時計は、夏の装いに軽やかな気分を与えてくれる。キングセイコーの「バナック」は、1970年代に異彩を放ったコレクションを現代に継承したモデル。東京の都市景観と高速道路のスピード感を意匠に落とし込み、薄明の地平線を思わせるパープルダイアルが、夏の手元に印象的な余韻を残す。

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック

オーデマ ピゲ/CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
ひとつとして同じ模様のない天然グリーンマラカイトのストーンダイアルが、独創的な表情を描く。ダイアル上にはバゲットカットダイヤモンドのアワーマーカーを組み合わせて、インナーベゼルとストラップも同色で統一。立体的な造形に鮮やかな艶を添える。自動巻き(Cal.4309)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KYGケース(直径41mm、厚さ10.7mm)。3気圧防水。要価格問い合わせ。(問)オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000
ハイドロコンクエスト

ロンジン/ハイドロコンクエスト
フロステッドブルーのサンレイダイアルとブラックのセラミックベゼルを組み合わせたモデル。淡いブルーの光の表情が水の質感を思わせ、ミラネーゼメッシュブレスとの組み合わせで、ダイバーズウォッチをエレガントに仕上げている。自動巻き(Cal.L888.5)。21石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径39mm、厚さ11.7mm)。30気圧防水。34万3200円。(問)ロンジン Tel.03-6254-7350

 そんな腕時計に合わせるショーツは、ラフに見えすぎない素材と仕立てを選びたい。まずジョン スメドレーの1本は、ノンミュールジングウールを使用した平織りのトロピカル素材。程よくゆとりを持たせながらも広がりすぎないシルエットで、ドローコードによりストレスのない着用感を実現。通気性に加え、抗菌・消臭機能も備えたサマーウールは、暑い季節に頼れる素材だ(写真1)。

 ユーゲンのショーツ「ビル」は、英国ミリタリーを下敷きにしたモデル。ウールリネン特有の膨らみとソフトな質感に、サイドアジャスト仕様や背面の片玉縁ポケットの端正さが加わる(写真2)。そして、1990年代のミリタリーオフィサーショーツをベースにした「ティム」も、同じくユーゲンのものだ。広めのウエストベルトやインプリーツが腰回りにゆとりを生み、打ち込みの良いコットンサージが男らしい表情を演出してくれる(写真3)。

 鮮やかなダイアルが手元に視線を集め、仕立ての良いショーツが装いの土台を整える。色で遊びながらも品よく見せることが、夏のショーツスタイルを大人らしく仕上げる鍵となるのだ。

1_3万9600円、ジョン スメドレー。(問)リーミルズ&カンパニー Tel.03-5784-1238
2_5万2800円、3_4万9500円、ともにユーゲン。(問)イデアス Tel.03-6869-4279


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