オーデマ ピゲは、ファッションや音楽、デザインなど多彩な分野で活躍するクリエイター、YOON & VERBALとのコラボレーションモデル「ロイヤル オーク コンセプト フライングトゥールビヨン」を披露した。直径38.5mmのチタン製ケースに、オープンワーク仕様のブラックアヴェンチュリンダイアルや、鮮烈なレッドに彩られたトゥールビヨンを組み合わせ、独自のアーティスティックな表現とオートオルロジュリーの融合を図ったタイムピースである。

“本質を見つめる新たな視点”を体現する「ロイヤル オーク コンセプト」
オーデマ ピゲは、「ロイヤル オーク コンセプト」シリーズの新作として、世界的なクリエイター、YOON & VERBALとのコラボレーションモデルを発表した。世界限定で150本のみが展開される。
工具なしで交換が可能な、ブラックとレッドのラバーストラップが付属する。手巻き(Cal.2982)。18石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。Tiケース(直径38.5mm、厚さ11.4mm)。2気圧防水。世界限定150本。要価格問い合わせ。
ロイヤル オーク コンセプトは、コレクションの中でも、実験的なプラットフォームとして進化を遂げてきたシリーズだ。アヴァンギャルドなデザインや革新的な素材、複雑機構を取り入れる一方で、著名なデザイナーやクリエイターと協働したタイムピースもラインナップしてきた。
その系譜を引く本作は、“過剰ではなく目的を、雑音ではなく本質を”という、両クリエイターに共通するビジョンがデザインコンセプトに掲げられている。ちなみに、ロイヤル オークの誕生30周年に登場した初代ロイヤル オーク コンセプトは、時計愛好家であるVERBALにとっても、特別な意味を持つ1本だという。「自身のコレクションの始まりを示す1本であり、コレクターとして追い求めてきた“決定的瞬間”を体現する存在として、もっとも大切な1本だと」語っている。

東京を拠点にファッション、音楽、現代文化など幅広い領域で活躍するクリエイティブなパートナー。YOON(右)はデザイナーおよびクリエイティブディレクターとして、VERBAL(左)は音楽プロデューサーおよびカルチャー起業家として活動。両名が設立したデザインスタジオ「AMBUSH」は、ジャンルを横断した独自の世界観で国際的な評価を集めている。
大胆なオープンワークが施されたダイアルは、奥深い輝きを見せるブラックアヴェンチュリン製だ。開口部にはミラーポリッシュ仕上げの面取りが施されており、自然とムーブメントの機構に視線が集まる建築的なレイアウトとなっている。また、6時位置に配置されたフライングトゥールビヨンには、レッドのアルマイト加工が施されたアルミ製キャリッジが組み合わされ、その駆動はエネルギッシュな印象を添えている。

VERBALはこのレッドという配色について、「レッドは私たちにとって常に力強い色であり、トゥールビヨンキャリッジは時計の“心臓”として、すべてを動かし続ける力を象徴しています。レッドは地球のコアを想起させます。はじまりの地点、エナジーの源、そして究極的には、私たちが“時間”そのものをどう測るかの原点を思わせる色です」とコメントを残している。
八角形のベゼルを持つケースは、サンドブラスト、サテン、ポリッシュ仕上げのコンビネーションによって、その造形が力強く強調された。また、直径38.5mmとコンパクトに設計されており、チタン素材の採用による軽やかさと、わずかにカーブを描くケースラインも相まって、優れた装着感を実現している。

内部には、本作のために特別に開発された手巻きムーブメント、Cal.2982を搭載する。一部の機構をダイアル側に配置した複層的な設計を採用しており、ダイアル上のオープンワークからその香箱や輪列をのぞかせている。また、トランスパレントバックからは、マイクロブラスト、サテン、ポリッシュ仕上げを組み合わせた、モダンかつインダストリアルな装飾が見られる。

本タイムピースの製作にあたり、YOONは「クリエイティビティーとは常に動き続けているもの。人は進化し、再生し、前へと進んでいく。だからこそ、この限定モデルのデザインもそのエナジーに寄り添う必要がありました。私にとって重要だったのは“バランス”。誰もが共感できる、真に普遍的なものを作ることでした」と、そのデザインに込めた調和の哲学を語っている。



