2026年に創業30周年を迎えたパルミジャーニ・フルリエより、「カリヨン トゥールビヨン」がリリースされた。本作はモーニングブルーの文字盤からのぞく4つのサーペンタイン(蛇形)ゴングとハンマーが、複雑な音色を奏でるコンプリケーションウォッチである。
わずか5本が販売されるパルミジャーニ・フルリエ「カリヨン トゥールビヨン」
1996年、時計師であり修復師であったミシェル・パルミジャーニによって創業されたパルミジャーニ・フルリエ。誕生から30周年の節目にあたる今年、特別なコンプリケーションウォッチが発表された。「カリヨン トゥールビヨン」である。

手巻き(Cal.PF950)。42石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約12日間。18KWGケース(直径40mm、厚さ12.60mm)。10m防水。世界限定5本。要価格問い合わせ。
ミシェル・パルミジャーニは修復を通じて歴史的な名品たち、そしてそれらを生み出した先人たちの構想や手仕事に対して深い敬意を払った。そんな彼の、そして同ブランドのレガシーを体現する本作は、2000年にパルミジャーニ・フルリエのアトリエで修復された、サン ド・コレクション所蔵の19世紀初頭のペラン・フレール製懐中時計から着想が得られている。この懐中時計は、アイコニックな「サーペンタイン(蛇形)ゴング」が備わっていた。

着想源は歴史的名品である一方で、本作は紛れもなく現代のパルミジャーニ・フルリエが生み出した傑作である。新しくデザインされた18Kホワイトゴールド製ケースはミシェル・パルミジャーニがこよなく愛する古典的な円柱を彷彿とさせる、垂直のガドルーン装飾が与えられている。この装飾は、同ブランドの「ラルモリアル」の系譜を引いている。もっとも美観のみならず、チャイミングウォッチとして、音の伝達も緻密に計算されている。
また、このケースからはボックス型のサファイアクリスタル風防が立ち上がっており、手打ちで槌目加工が施されたモーニングブルーの文字盤がよく見える仕様となっている。
さらにこの風防からは、ペラン・フレール製懐中時計に備わっていたものを再解釈した、サーペンタインゴング、そしてポリッシュに仕上げられたハンマーがのぞく。ゴング、ハンマーはともに4つずつ搭載されており、8時位置のスライダーを操作することで、それらのパーツがダイナミックに複雑な音色でもって、現在時刻を奏でてくれるのだ。

モーニングブルー文字盤はミニマルな一方で、ケースバック側には複雑な世界が広がっている。トゥールビヨンとパワーリザーブインジケーターが配置されているほか、スネイル型のカムやバネといった456個のパーツで構成されたムーブメントを、サファイアクリスタル越しに観賞することができる。




