G-SHOCKオタクこそやり込みたいオンラインゲーム。カシオ計算機がRobloxに参入!

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2026.07.15

2026年7月15日(水)、カシオ計算機よりG-SHOCKブランドにおいて、Roblox(ロブロックス)へ参入することが発表された。作り込まれたバーチャル空間での“G-SHOCKワールド”は、若年層のゲーマーはもちろん、G-SHOCKオタクも堪能できる世界観であり、同社の本気度を感じさせる出来栄えであった。

鶴岡智恵子(クロノス日本版):文
Text by Chieko Tsuruoka(Chronos-Japan)
[2026年7月15日公開記事]


カシオがRobloxで形成する“G-SHOCKワールド”

 2026年7月15日(水)、カシオ計算機よりRoblox(ロブロックス)への参入が発表された。同社の時計ブランド・G-SHOCKのコンテンツを展開していく。

 Robloxとは、国内外で人気を集めるメタバースプラットフォームだ。「誰もが夢中になれる遊びと創造の場」として、ユーザーはアバターを作成したりゲームを楽しんだりするのみならず、ユーザー自身がゲームを制作し、公開できるプラットフォームである。1日の訪問者数は1億5000万人超となり、そのうち3人にひとりが13歳以下と、ユーザーは若年層が中心だ。

 そのため、カシオ計算機がこのプラットフォームへ参入した目的のひとつはG-SHOCKを若年層にリーチさせること。「ゲームを通して能動的にG-SHOCKブランドに接触してもらい、オンライン上でもG-SHOCK着用文化を醸成させる」ことを標榜する。

 時計ブランドとしてのオンラインゲーム事業への参入自体がユニークである一方で、さらに目を見張るのがその作り込まれた世界感だ。ちょっとしたミニゲームを作ったというのではなく、カシオの“本気”のG-SHOCKワールドがRoblox内に構築されているのだ。同社は2023年より「VIRTUAL G-SHOCK」プロジェクトを始動させ、VRChatやThe Sandboxでブランド体験を提供してきており、バーチャル空間上でのマーケティングにノウハウを有しているということもある。と同時に、創業家メンバーである樫尾俊雄の開発思想、「0→1」(無から有を生み出す)を理念に、「落としても壊れない腕時計」「タッチスクリーン式腕時計」「血圧を測定できる腕時計」「テレビ・ビデオのリモコンとして使える腕時計」などといった創意工夫にあふれる製品開発をしてきた歴史を持つから同社だからこそ、ゲームというこれまでとは違ったプラットフォームでもユーザーに驚き、ワクワクを提供していると言える。そんな同社が作ったG-SHOCKワールド満載のゲームは、大人のG-SHOCKファンこそ熱中してしまうのではないだろうか?

カシオがRobloxで展開するゲーム「Challenge the Skate Obby: G-SHOCK」。自身のアバターを使ってスケートボードレースを楽しむことができる。

G-SHOCKのリアルな造形を追求したアバター用アクセサリー

 今回カシオがRobloxで展開するコンテンツは大きく分けてふたつ。ひとつは、アバター装着用アイテムの提供だ。

 Robloxにおいて、ユーザーは自身のアバターを作成し、さらにそのアバターに洋服やアクセサリーといったアイテムを装着させることができる。このアイテムとして、カシオは「DW-5600」から6型、「GA-2100」から6型の、合計12型のG-SHOCKを制作した。

G-SHOCKの中でも定番である「DW-5600」「GA-2100」から12型がアバターのアクセサリーとしてラインナップされた。この画像はイメージで、実際の仕様やデザインは変更になる可能性があるとのことだが、G-SHOCKをバーチャル空間でも楽しめることには相違ない。

 ユーザーはRobux(ロバックス)というRoblox上で用いられる通貨によって、これらのG-SHOCKから好きなモデルを購入し、アバターの手首に着用させる。

 カシオの“本気”を感じさせるのは、アイテムのリアルな作りだ。G-SHOCKは独自の耐衝撃構造を備えていたり、多機能であるがゆえにプッシュボタンが多かったりすることから独創的なケースを有しており、その形状は複雑だ。Robloxでも、そんな複雑な造形、そして樹脂由来の質感がしっかりと表現されているのだ。

アバターに腕時計を着用させても、あまり目立たないのでは……と思ったものの、実際のゲーム画面を見ると手元でしっかりと存在感を放っている。そういった存在感も、腕時計の“デカ厚”ブームのきっかけのひとつとなったG-SHOCKらしさにも思える。

ケース形状や厚さ、そして奥行き感のある文字盤が再現されており、GA-2100を所有しているオーナーにとってはうれしくなるポイントではないだろうか。

 さらに、ユーザーはこのアバターの体型を縦横に伸縮させることができ、その伸縮の段階でアイテムも伸び縮みされるのだが、カシオはアバターのサイズが極力G-SHOCKの形状に影響しないよう注力したという。

 一度購入すれば、G-SHOCKが展開するコンテンツのみならず、Roblox内のどのゲームの中でも着用し続けることができる。ただしカシオのゲームコンテンツ・Challenge the Skate Obby: G-SHOCKにアイテムを装着して訪れると、特殊エフェクトが発動する。

 なお、今後Robloxで着用できるモデルやカラー、仕上げのバリエーションを、順次増やしていく予定とのこと。また、時計アイテム以外にもTシャツやキャップ、バックパックなどといったRoblox定番アイテムの販売も企画されている。

タフな難易度! スケートボードゲーム「Challenge the Skate Obby: G-SHOCK」

 カシオが展開するもうひとつのRobloxでのコンテンツは、Challenge the Skate Obby: G-SHOCKだ。カシオが制作したスケートボードによるレースゲームで、ユーザーはスケートボードに乗ったアバターを走らせ、コース上に設置された障害物をジャンプや左右への移動操作によってかわしながら、ゴールを目指す。

 1990年代、ストリートカルチャーを中心にヒットしたG-SHOCKの歴史を感じさせるスケートボードという選定もさることながら、ゲーム空間に飾られたオブジェ、あるいはコース上の障害物に、G-SHOCKの世界感があふれているのも、さすがカシオの仕事である。特にステージに入ってすぐのロビーには、実際のショップで使われているものを模した什器や巨大G-SHOCKが展示されている。こういったディテールの作り込みが、G-SHOCKファンがこのゲームをやり込みたくなるゆえんである。

 とはいえG-SHOCKを認知していない若年層が使用することが考慮され、ロビーとゲームスタート地点の距離は短く設定されている。この仕様によってユーザーはステージに入るやいなや、オビーゲームを楽しめるのだ。また、操作は単純ながらゲームの難易度が高く──G-SHOCKのようにタフに──設定されていることも、ゲーム好きでRobloxを訪問する若年層のユーザーのニーズをくんでいる点である。今後、さらにコースが追加される予定というのだから、楽しみだ。

カシオのアイテムを装着したアバターでゲームをすると、ストリートカルチャーであるスケートボードとG-SHOCKの相性が良いことが分かる。

操作はまっすぐ、左方向へ、あるいは右方向へ進む・戻る・ジャンプするのみとシンプル。しかしさまざまなトラップが用意されており、なかなか難しい。トラップにもG-SHOCKの世界感が落とし込まれており、写真の障害物はG-SHOCK製品に課される耐衝撃試験をイメージしている。

スプレーアートを使うことで、ストリートカルチャーの世界感を表現している。

長く滞在することは想定されていないロビーにこそ、凝ったディテールは万歳だ。G-SHOCKのブレスレットモデルを模したブリッジやG-SHOCKのオブジェが目を引く。

 さらに、Robloxの参入を記念して、ゲーム内で公開記念イベントが開催される予定だ。イベントではレースをクリアしたユーザーに、G-SHOCKのゲーム内で使える特別アイテムがプレゼントされるほか、一定時間内にゴールできたユーザーには、数量限定のG-SHOCKアイテムが贈られるという。期間は日本時間の7月15日(水)PM12:00〜8月3日(月)AM8:59まで、特設サイト(https://gshock.casio.com/jp/virtual/roblox/)で詳細を確認しよう。


「0から1を生み出す」社風が生んだ快作

 Robloxに参入したカシオ計算機が繰り広げる、バーチャル空間でのG-SHOCKワールド。「0から1を生み出す」ことを続けてきた同社の持ち味である「新しさ」「創意工夫」が感じられるこの世界は、ターゲットとなる若年層のみならず、G-SHOCKをすでに所有している大人こそを没頭させるに違いない。

 なお、Robloxは動作環境さえ整っていれば誰もが遊べるプラットフォームであるため、親子一緒に楽しむというのも良いだろう。そし、この世界を通じて、かつて我々が若かりし頃にG-SHOCKに夢中になったことがきっかけで時計趣味の道に進んだように、今の若者たちが時計への扉を叩くきっかけになるかもしれない。



Contact info:カシオ計算機お客様相談室 Tel.0120-088925


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