
航空時代の黎明期、1904年にスイスのヘルシュタインで誕生したオリス。1910年代初頭にはパイロット用懐中時計第1号を製作し、それ以降もパイロットウィッチの開発に取り組んだ。そして1938 年に生まれたのがオリス ビッグ クラウンだ。常に手袋をしているパイロット達に、素早く操作ができる大き目のリューズは人気を博した。2018年のバーゼルワールドではこのDNAを継ぐ高性能パイロットウォッチが発表された。キャリバー114は、大型のシングルバレルにより10日間のパワーリザーブを実現し、オリスが特許を取得した高精度なノンリニアパワーリザーブインジケーターを備える。そして今回初めて、30分単位で調整できる機能を備えるセカンドタイムゾーンを搭載した。
その年の新作モデルや、機構、仕上げの完成度など、毎回決められたテーマの中から、優れた10本を時計ジャーナリストたちが選出します。
クロノスドイツ版の人気連載「TEST」の翻訳記事。腕時計のデザイン、機能などをポイント性によって評価します!
時計の部品、機構、ブランド名など、基礎から専門用語まで、広範囲にわたって解説します。時計の知識を深めるための用語辞典です。