実用時計としての正しき選択、オメガ「シーマスター アクアテラ」の新作2モデル

FEATUREWatchTime
2020.04.28

オメガが2019年に発表した時計を振り返ると、ケース径を大きくし、よりスポーティーになった「シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター」や、スピードマスターの"ムーンウォッチ"ファミリーが主役の座にあった。2020年が始まり、我々を再びオメガの世界へ誘うのは、新たな文字盤カラーを導入した「シーマスター アクアテラ」だ。

Originally published on watchtime.com
Written by Mark Bernardo

シーマスター アクアテラ

オメガ「シーマスター アクアテラ」。自動巻き(Cal.8900)。39石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径41mm)。SSブレスレット。150m防水。61万円(税別)。

 1948年に誕生し、不動の人気を誇り続ける「シーマスター」。そのコレクションの中で2003年に産声をあげたのが「シーマスター アクアテラ」だ。ウォータースポーツシーンで使える防水性と、タウンユースにも取り込みやすいスタイリッシュなデザイン性を兼ね備えたシリーズである。
「シーマスター アクアテラ」はこれまで2008年、17年にモデルチェンジを行ってきた。17年から採用されているのは、クルーザーのウッドデッキをモチーフとした横ストライプの“チークパターン”文字盤である。
 2020年に発表された新作2本の“チークパターン”文字盤にはサンブラッシュ仕上げが施されており、高級機らしい佇まいが美しい。カラーはグリーンとブルーの2色で、6時位置のデイト表示の背景色もダイアルと同じだ。特徴的な形の時分針、楔形のインデックス、そしてオメガのロゴマークはシルバーカラーであり、ダイアルカラーとツートーンを為して端正な雰囲気を高めている。アプライドのインデックスと時分針にはスーパールミノバが塗布されている。

シーマスター アクアテラ

シーマスター アクアテラシリーズの中でも長く人気を博すブルーダイアル。デザインの細部にアップデートが施され、今作はツートーンでまとめられた。

 ステンレススティールケースの内部には前モデルに搭載されたCal.8500の改良版、Cal.8900が採用されている。これはC.O.S.C.認定を受けているだけでなく、1万5000ガウスという超高耐磁性能を誇り、スイス連邦計量・認定局(METAS)によるマスター クロノメーターにも認定されたものだ。オメガの象徴ともいえるコーアクシャル・エスケープメントやダブルバレル、波模様のコート・ド・ジュネーブ仕上げが施された自動巻きのローターなどを備えるムーブメントである。

シーマスター アクアテラ

シーマスター アクアテラにおいて初めて採用されたグリーンカラーダイアル。

 スポーツシーンにはブレスレット仕様が向くが、シーマスター アクアテラをビジネスシーンで使う人にはレザーストラップモデルも魅力だろう。
 オメガの時計にはいずれも5年間の保証期間が付いている。日常の幅広いシーンに取り込んでシーマスター アクアテラの実力を味わってほしい。

レザーストラップモデルは58万円(税別)。ストラップのカラーもグリーンとブルーダイアルに合わせた2色展開だ。



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