クロノス日本版 11月号(vol.91) 発売中!

FEATURE最新号紹介
2020.10.02

Chronos 11月号(vol.91) 10月2日発売

■第一特集 [空白の10年か、爛熟の10年か?]いま振り返る2010年代の時計史

 2010年以降、大きく様変わりした時計業界。リーマンショックを経験した消費者の多くが保守化するなかで、超富裕層の出現は、新しいコンプリケーションを生み出した。
精密工業製品としての機械式時計が先鋭化する一方、新しいアイコンや新潮流とは無縁の、テーマなき10年だったとの声もある。後世の時計史家たちは、2010年代という時代をどう位置付けるだろうか?


■第二特集 アイコニックピースの肖像60 ブレゲ クラシック トゥールビヨン

 1795年にアブラアン-ルイ・ブレゲが発明したトゥールビヨンは、時計師たちの夢の機構だった。しかし、ブレゲ本人は35個の懐中時計を製作したのみであり、それが腕時計に搭載されるまでには、実に2世紀近くの年月を要した。腕時計トゥールビヨンを実現させたのはスウォッチ グループである。当時の総帥だった故ニコラス G.ハイエックは、驚くべき情熱で、ブレゲにトゥールビヨンの伝統を取り戻したのである。


■第三特集 [2020年版]世界のウォッチパーソン紳士録

 本誌において「世界のウォッチパーソン紳士録」2018年版を掲載してから早2年。2年とはいえ、世の中は目まぐるしいスピードで変わっている。言うまでもなく、今や世界はデジタルとSNS抜きには語れない。もちろん、時計の世界も例外ではない。それに伴い、時計業界のトップにも続々と新たな才能が迎え入れられ、その活躍が期待されている。加えて、2020年はCOVID-19の影響で、時計フェアをはじめとするリアルなタッチポイントが次々と消失するという、未曾有の事態となった。時計業界をリードする世界のウォッチパーソンたちは、果たして、COVID-19が常態として存在する新世界とどう対峙していくのか?
今回の「世界のウォッチパーソン紳士録」では、業界の誰もが注目するCOVID-19の影響と、その対策も各人に問うた。


■腕時計パラノイア列伝 第39回 「セイコーダイバーズ55年の妥協なき挑戦」

 セイコーが国産初のダイバーズウォッチを発表して今年で55年。スペックを追求するだけでなく、夢とロマンをもって、しかし決して妥協することなく開発を続けてきたセイコーダイバーズの挑戦に迫る。


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