ウブロの新定番 ビッグ・バン インテグラル。特徴とこだわりを解説

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2023.08.28

最新スペックを備えつつ、モダンでスポーティーな高級時計を探しているなら、ウブロの「ビッグ・バン インテグラル」がおすすめだ。クリエイションを詳しく知ることで、その価値を実感できるだろう。ビッグ・バン インテグラルの魅力と人気モデルを紹介する。

ビッグ・バン インテグラル


ウブロの話題作「ビッグ・バン インテグラル」

2020年に誕生したビッグ・バン インテグラルは、完全に統合されたデザインを取り入れ、今や「ビッグ・バン」コレクションにおける新たなスタンダードモデルとなりつつある。まずは、このモデルの特徴とモデル名の由来を見ていこう。

ビッグ・バン誕生15周年を記念した銘品

2005年に誕生したウブロのビッグ・バンは、「The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)」をコンセプトに異素材を組み合わせて大きな成功を収めた。

ビッグ・バン誕生15周年を記念し、2020年に発表された時計が「ビッグ・バン インテグラル」である。ウブロのラインナップに新たに追加された待望のブレスレットモデルだ。

ケースはアイコニックな多重構造だが、ビッグ・バン インテグラルでは単一素材となっている。ただし、ベゼルラグとラバーで覆われたリュウズはこれまでと同じコンポジットレジンだ。

ネーミングの由来

ビッグ・バン インテグラル

ケース、ベゼル、ブレスレットに統一した素材を用いた「ビッグ・バン インテグラル」。ウブロの特徴であるベゼルラグとリュウズのみ、既存のコレクションと同様にコンポジットレジンを採用している。

「インテグラル(integral)」とは、「完成された、統合的な」という意味を持つ言葉である。

ビッグ・バン インテグラルは、ケースとブレスレットに一体感を持たせたデザインが大きな特徴だ。そのケースは従来のビッグ・バンの流用ではなく、ブレスレットに合わせて再設計されている。

単に新しいブレスレットをケースへ付けたわけではなく、すべてにおいて突き詰めた時計であるという意味を込めて、ウブロはこのモデルに「インテグラル」と名付けたのだ。


ビッグ・バンとインテグラルの違い

これまでのビッグ・バンとビッグ・バン インテグラルにはどのような違いがあるのだろうか。デザイン面における両者の相違点をチェックしておこう。

装着感に優れる一体化ブレスレット

ビッグ・バン インテグラル

ケースとブレスレットをシームレスにつないだだけではなく、ケースに施されたポリッシュ&サテンの表面仕上げや面取りをブレスレットにも用い、より統合(インテグレート)感を強めている。

ビッグ・バンが広く支持を集める理由のひとつに、異素材の融合が挙げられる。ゴールド製の高級時計にラバーストラップを組み合わせたクリエイションは、革新の象徴としてブランドの認知度を高める大きな要素となった。

一方、ビッグ・バン インテグラルではラバーストラップの代わりにブレスレットを採用し、デザインに統合感を持たせた。しかも、素材や設計を一から見直すことで、優れた装着感も実現している。

ウブロが得意とするインターチェンジャブルを採用しなかったのは、スポーツウォッチらしい頑強さを持たせたかったためであると考えられる。

シンプルなインデックス

ビッグ・バン インテグラル

搭載されているのは、スモールサイズのモデル用にデザインされたウニコ2(Cal.HUB1280)。ムーブメントの厚さはウニコよりも約1.3mmスリムになっているものの、基本性能はウニコを継承している。

インデックスがよりシンプルになったことも、ビッグ・バン インテグラルに見られる変更点のひとつである。すべてのアプライドインデックスが、アラビアインデックスからバーインデックスに変わっている。

ビッグ・バン インテグラルはスケルトンダイアルを採用しており、装着時でも内部機構を鑑賞可能だ。文字盤の縁をシンプルにし、目線が中央に集まりやすくなることで、見た目に対しても配慮しているのである。

搭載されるムーブメントは、ウブロが誇る「ウニコ」。デザイン面と機能面のいずれにおいても評価が高い、完全自社製クロノグラフムーブメントだ。