2023年に発表された腕時計から、オレンジ色の文字盤を備えた6モデルを厳選

手首の上で存在感を放つ、オレンジ色の文字盤を備えた腕時計。オレンジダイアルは主にダイバーズウォッチで採用されることが多い。暗い深海に潜ったとき、最後まで認識できる色とされているからだ。しかし、個性的なタウンウォッチとしても人気のカラーである。今回は2023年に発表されたオレンジダイアルの腕時計から、WatchTime編集部が選んだ6本を紹介しよう。

ノモス グラスヒュッテ「クラブ キャンパス 38 フューチャーオレンジ」

　ノモス グラスヒュッテ「クラブ キャンパス 38 フューチャーオレンジ」の文字盤を彩るのは、軽やかなオレンジだ。フレッシュなこのカラーは、若年層をターゲットにした「クラブ キャンパス」シリーズにマッチするものである。

　卒業祝いにこの時計を贈るという人は、ケースバックにメッセージを刻印するのもよいだろう。ノモス グラスヒュッテの自社製手巻きムーブメント、Cal.アルファを搭載したクラブ キャンパス 38 フューチャーオレンジは、税込みで23万1000円という魅力的な価格だ。

ヴェンペ「アイアンウォーカー オートマチック 40」

　ヴェンペの「アイアンウォーカー オートマチック 40」シリーズから2023年に登場したのは、赤みの強いオレンジの文字盤を備え、スポーティーかつエレガントなステンレススティール製モデルだ。

　リュウズはねじ込み式、ケースは100mの防水性能を備え、ムーブメントはクロノメーター認定だ。高い堅牢性は、日常使いにおいて信頼を置くことができる。搭載されるムーブメントは、セリタ SW300をベースにヴェンペ独自の調整機構を搭載したものである。

マイスタージンガー「エディション ウノマット」

　マイスタージンガーの「エディション ウノマット」は、一体型のストラップまで鮮やかなオレンジ色をまとった腕時計だ。ケース内部には、直径31mmという大振りなセリタの自動巻きムーブメント、Cal.SW400が搭載されている。

　ねじ込み式リュウズによって300mの防水性能を備えるほか、耐磁性も保持している。世界限定50本モデルとして展開される。

ダボサ「アルゴノーティック コーラル リミテッドエディション」

「アルゴノーティック コーラル リミテッドエディション」は、ダボサとサンゴ礁の再生と保全を目的としたNGO法人「コーラル・ガーディアン」とのコラボレーションモデルだ。印象的なオレンジとターコイズブルーの2色が展開されている。収益の一部はダボサがコーラル・ガーディアンと協力し、インドネシア・ハタミン島のサンゴ礁の回復支援に充てられる。

　本作はヘリウムエスケープバルブを備えた30気圧の防水性を持ち、逆回転防止機能付きの回転ベゼルを備える。クローズドバックにはサンゴのモチーフがあしらわれているとともに、限定番号が刻印される。

ドクサ「サブ200C-グラフII プロフェッショナル」

　ドクサの「サブ200C-グラフII プロフェッショナル」は、文字盤、ラバーストラップともに鮮やかなオレンジだ。ドクサにおけるオレンジ色の採用は、長い伝統と言える。

　同社は1960年代に誕生したサブコレクションの初期モデルから、オレンジ色のダイバーズウォッチで有名であった。過去に発表された既存モデルの多くは3針であったが、2023年の発表モデルではストップウォッチ機能が追加された。直径42mmのクロノグラフウォッチを駆動させるのは、自動巻きムーブメントのCal.セリタ SW510だ。サブダイアルとして、人気の3カウンターを備えている。

ティトーニ「シースコーパー 300」

　ティトーニ「シースコーパー 300」もまた、オレンジ色の文字盤を備えた堅牢なダイバーズウォッチである。DLSコーティングが施された直径42mmのステンレススティール製ケースのダークな外観は、キズに強いセラミック製の逆回転防止回転ベゼルと好相性だ。搭載されるムーブメントは、セリタ SW200-1である。