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オリエントスターを持つ「3つのよろこび」(1/2)

 常に新しいことにチャレンジし、国産機械式時計の伝統を守る。そんなオリエントスターは2017年、ブランド初の月齢表示に挑んだ。そのベースとなったのは、基幹キャリバー46系。定評ある実用機は新機構に加え、審美性も格段に向上させた。それを収める外装も、一層上質に仕上げられている。スケルトンも含め、より洗練されたオリエントスターは、それを持つ人に、「3つのよろこび」をもたらしてくれる。

奥山栄一:写真 Photographs by Eiichi Okuyama
髙木教雄:文 Text by Norio Takagi
orientstar
オリエントスター メカニカルムーンフェイズ
RK-AM0004B
パワーリザーブ計を備える「セミスケルトン」の6時位置に、ムーンフェイズ機構とポインターデイトを追加。日付表示を置くチャプターリングをスロープ状に仕立てるなど、随所に凝ったディテールが施される。ダイヤモンドカットなどで質感を高めたベースキャリバー46系F7は、ローターの装飾も新デザインとし、一段と深く、くっきりと浮かび上がらせた。ケースサイドには操作しやすい菊型リュウズに加え、4時位置にムーンフェイズ機構のコレクターを装備する。自動巻き(Cal.46系F7)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。SS(直径41mm)。5気圧防水。17万円。

レイルウェイトラックまで届く細い分針と秒針の先端は、手作業でダイアル側に曲げられている。針先を目盛りに近づけて視認性を高める労力を惜しまない。

ダイアル中央のチャプターリングの内側は、1951年から受け継ぐOSマークと日本伝統の菱形模様を組み合わせたパターンが立体的に浮かぶ。

先端を下方に曲げたラグが装着感を高める。ラグ上面の仕上げは、ブレスレット仕様は筋目、ストラップ仕様は鏡面と使い分けられる。

バックルは両側プッシュ式の観音開き型。着脱しやすく、またブレスレットの見た目がよりスッキリと洗練された。

オリエントスター メカニカルムーンフェイズ
RK-AM0005S
ホワイトダイアルはブルーの針との組み合わせ。ムーンフェイズディスクの深いブルーと色味を合わせ、エレガントな統一感が創出された。ムーンフェイズ機構のインダイアルは、同心円装飾が繊細さを添える。自動巻き(Cal.46系F7)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。SS(直径41mm)。5気圧防水。17万円。

オリエントスター セミスケルトン
RK-HH0004B
セミスケルトンも仕上げと精度が向上したCal.46系F7を搭載する。ダイアルの小窓から見えるテンプの受けは、ムーンフェイズ機構がペルラージュ仕上げであるのに対し、こちらは鏡面仕上げで形状も異なる。自動巻き(Cal.46系F7)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。SS(直径40mm)。5気圧防水。13万円。
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