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BASELWORLD 2018 (バーゼルワールド 2018)(1/1)

Text by Yuto Hosoda (Chronos-Japan)

BASELWORLD 2018

質と多様性がぶつかりあう時計の祭典

草木が芽生えはじめる3月にバーゼルワールドは開催される。
かつて、その年の時計業界における潮流が分かるとまで言われた時計の祭典で、今年はどんな新作が発表されるのだろうか。

 今年も世界最大の時計と宝飾の展示会、バーゼルワールドが3月22日より6日間にわたって開催される。

 同展最大の特徴はその規模の大きさだ。リリースによれば今回のバーゼルワールドでは600~700の企業が出展を予定している。また、独立行政法人日本貿易振興機構の調査によると昨年の来場者数はトータルで約10万人。プレスやバイヤーをメインターゲットとする展示会としてこの数字は大したものだ。

 出展企業の中で同展の中枢を担うのがスウォッチ グループとLVMHグループに所属するメゾン、そしてパテック フィリップやロレックスといった大手独立系時計メーカーだ。これら〝大手〟以外ではモリッツ・グロスマンのような年産数が少量のブランド、さらには独立時計師までが軒を連ねる。このように多種多様な時計メーカーが集まると、自然と展示される時計のバリエーションも豊かになっていくことは想像に難くない。そして、それら出展されている時計を一目見ようと世界中から時計関係者のみならず、愛好家も押し寄せてくる。まさに時計の祭典という言葉がぴったりなイベントだ。

 そんなバーゼルワールドだが、2017年はこれまで以上に変革の年でもあった。それを最も印象付けたのがスマートウォッチの盛り上がりだ。タグ・ホイヤーはインテルと共同開発した「タグ・ホイヤー コネクテッド モジュラー 45」を出品し、家電メーカーのサムソンも初参入するなど、時計メーカー以外も積極的に参加した。スマートウォッチ市場が年々拡大していることを考えれば、今年はよりこの傾向が顕著になるはずだ。

 また、運営側も昨年より、小メーカーや独立時計師にも「レ・アトリエ」という専用ブースを用意するなど、質と多様性の両立に向けた改革を続けている。バラエティに富んだプロダクトが集まり続ける限り、同展が世界最大の時計の祭典という称号を明け渡すことはないだろう。



●2018年のバーゼルワールドは3月22日~27日の期間で開催される。入場料は1日券が60スイスフランで、会期中を通して有効な期間チケットは150スイスフラン。チケットは公式サイトから購入可能だ。


Contact info: バーゼルワールド公式サイト https://www.baselworld.com

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