G-SHOCKのラグジュアリーライン「MT-G」が、進化し軽量化と耐久性の向上を実現

FEATUREWatchTime
2021.12.29

G-SHOCKのラグジュアリーラインである「MT-G」コレクションに加わったMTGB2000YBDは、一見すると既存モデルとの違いに気付きにくい。しかし手に取ってみれば驚くほどに軽量化を遂げたことが分かる。ブランドの定評ある耐久性と実用性をさらに高めたこのモデルを紹介する。

Originally published on watchtime.com
2021年12月29日掲載記事

MTG-B2000YBD

G-SHOCK「MT-G」。Ref.MTG-B2000YBD。タフソーラー。フル充電時からソーラー発電なしの状態での駆動時間約5カ月(パワーセービング状態の場合は約29カ月)。SSケース(直径49.8mm、厚さ15.9mm)。20気圧防水。15万9500円(税込み)。


ベゼルパーツに積層カーボンを採用した新たな外装デザインの「MT-G」

 MTGB2000YBDは直径49.8mmという大型のケースでありながら、131gという驚異的な軽量化を実現した。この技術は、新型「MT-G」の積層ベゼルフレームと最新の「G-SHOCKカーボンコアガード」構造を融合させ、軽量化と耐久性の向上を実現し、高い強度と気密性、そして軽量化を同時に達成したものである。

 軽量化ゆえのスマートな印象に対し、MTGB2000YBDの堅牢性は高い。側面のベゼルフレームは、235枚ものカーボンファイバーとグラスファイバーを重ねて加工したものでありながら、ステンレススティール製のフレームに比べて約77%の軽量化を実現している。3時、6時、9時、12時位置のケース側面にはカーボンシートを巻き付けて強度を高め、さらにラグ部分には筒状にカーボンシートを巻き付けて耐久性を高めている。またベゼルのデザインに合わせて多角形リュウズが採用されている。

MTG-B2000YBD

カーボンとグラスファイバーのシートを積層させ立体成型した時計側面のベゼルフレーム。

 MTGB2000YBDのスタイリッシュでタフな印象は、メタル、カーボン、樹脂の3つの素材が融合し、他にはないダークで際立った存在感から醸し出されるものだ。金属製パーツにはG-SHOCKの特別なザラツ仕上げもほどこされており、光沢のある鏡面仕上げと高い平滑性を実現している。

MTG-B2000YBD

ブレスレットの裏面は空洞化させて樹脂の比率を増やすことでさらなる軽量化を図っている。

 腕へのフィット感に優れたブレスレットはケースと同様に多層構造となっており、裏面は空洞化させて樹脂の比率を増やすことでさらなる軽量化を図っている。またダブルスライドレバー構造により着脱は容易であると同時に、三つ折りのフォールディングクラスプによってしっかりと手首に留めつけられている。

 機能面では、標準電波の受信機能に加えて専用アプリと連携するモバイルリンク機能を搭載し、ペアリングしたスマートフォンが近くにあると自動で時刻を修正する。また、暗所での視認性を確保する高輝度LEDライトも備え、利便性にも配慮された。

MTG-B2000YBD

側面から見える積層のグラスファイバー層と文字板のインジケーターにブランドカラーであるレッドをあしらった。色違いのグリーンモデル(MTG-B2000XD)も同時発表されている。



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