グランドセイコーの「エボリューション9 コレクション 手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours」Ref.SLGW003が、2025年度の「レッドドット・デザイン賞」におけるプロダクトデザイン部門にて、最高賞である「Best of the Best」を受賞した。
手巻き(Cal.9SA4)。47石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約80時間。ブリリアントハードチタンケース(直径38.6mm、厚さ9.95mm)。3気圧防水。152万9000円(税込み)。
グランドセイコーの手巻きモデルが「Best of the Best」を受賞
新開発の手巻きムーブメントを搭載した「エボリューション9 コレクション 手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours」Ref.SLGW003。コレクションのデザイン文法である「エボリューション9スタイル」を備えたドレスウォッチである本作が、ドイツのレッドドット・デザイン賞における最高賞である、「Best of the Best」を受賞した。
このBest of the Bestは、レッドドット・デザイン賞にエントリーした全アイテムのうち、ごく限られたものにだけ授与される栄誉である。Ref.SLGW003は、デザインの革新性、人間工学、機能性、耐久性、エコロジーなど9つの基準において、総合的に高く評価されたのだ。
Ref.SLGW003のケースデザインは、前述の通りエボリューション9スタイルに準拠する。ザラツ研磨が生み出すゆがみのない鏡面と、繊細なヘアライン仕上げのコントラストが、調和の取れた輝きを演出している。また、素材に採用されたブリリアントハードチタンは、優れた耐食性と堅牢性、そして軽やかさで、日常使いに適した実用性を本作にもたらしている。
ムーブメントはCal.9SA4を搭載する。毎秒10振動のハイビートと約80時間のパワーリザーブを両立している点に加え、トランスパレントバックから見られる丹念な装飾も魅力とするムーブメントだ。加えて、コハゼ、コハゼバネに改良を加えることで、主ゼンマイの巻き上げ時の感触や音も追求し、手巻き式ならではの豊かな体験をかなえている。
レッドドット・デザイン賞とは?
1955年から開催されている、世界的な権威のあるデザイン賞。主催はドイツ・エッセンを拠点とする「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」で、3つの分野から成り立っている。その中のプロダクトデザイン部門には51のカテゴリーがあり、デザインの革新性、人間工学、機能性、耐久性、エコロジーなど9つの基準から審査が行われ、最も優れた製品が選出される。2025年度は、世界60か国以上から7900点以上の製品の応募があった。