セイコーがアメリカの老舗靴ブランド、リーガルとコラボレーション。特別な文字盤とアップサイクル・レザーストラップを備えた、限定モデルをリリースした。
セイコーのプレザージュとリーガルのクラフトマンシップ
セイコーは、日本の靴ブランドであるリーガルとのコラボレーションにより、革靴製造で生じた端材を再利用したアップサイクル・レザーストラップを用いた新作「プレザージュ クラシックシリーズ アップサイクル・レザーストラップ限定モデル」を発表した。伝統色の白茶（しらちゃ）をグラデーションで表現した文字盤と、立体的な装飾を施したベゼルがクラシックな雰囲気を演出している。ローファーを思わせる立体感あるフォルムや、グッドイヤーウェルト式製法由来のかがりステッチを施したストラップ、さらにサドルシューズ端材を使った付け替えストラップを同梱し、靴と時計のクラフトマンシップを融合させたモデルとなっている。
自動巻き（Cal.6R55）。24石。2万1600振動／時。パワーリザーブ約72時間。SSケース（直径40.2mm、厚さ13.0mm）。10気圧防水。世界限定3000本（うち国内500本）。16万5000円（税込み）。10月10日発売予定。
プレザージュのクラシックシリーズは、日本の美意識とクラフトマンシップを現代のライフスタイルに調和させることをテーマに展開されてきたコレクションである。一方、リーガル（REGAL）は1880年に創業した、アメリカの靴ブランドで、グッドイヤーウェルト式製法による堅牢な革靴で高い評価を得ている。今回の協業は、時計づくりと靴づくりという異なる分野で長い歴史が体現する伝統に寄り添いながら、それぞれのものづくりに真摯に向き合ってきた両者が歩み寄り、独自のクラシックスタイルを楽しむ特別なモデルとして提案されるものである。本作は10月10日に発売予定で、世界限定3000本、うち国内では500本が販売される。
特別な文字盤カラーとアップサイクル・レザーストラップ
文字盤は、江戸時代に粋な色とされた白茶（しらちゃ）をモチーフとしており、柔らかなグラデーションが光の角度で豊かな表情を見せる点が見どころだ。ゴールドトーンのインデックスと針が調和し、ブラウンのベゼルには立体感ある繊細な装飾が施され、クラシックで落ち着いた風格を備える。
リーガルとの協業として見どころはストラップだ。靴製造時に基準外となった革材を厳選し、ローファーを思わせる立体的なフォルムで仕立てたストラップを採用する。革の自然な艶感とシンプルなデザインにより、クラシックシリーズのデザインに調和する仕上がりとなっている。さらに、グッドイヤーウェルト式製法を想起させるベージュのかがりステッチは、革靴好きにはたまらない視覚的なアクセントだ。
国内向けモデルには、リーガルの定番「サドルシューズ」の製造工程で生まれた端材を活用した付け替えストラップを同梱する。黒とソーテルのコンビカラーがリーガルファンにとって嬉しいポイントで、丸みを帯びた先端形状とクラシックな穴飾りが遊び心を演出している。付属する両方のストラップの裏材にはリーガルの靴で使われる柔らかな素材を使用し、手首に自然に馴染む着け心地を実現する。
