グランドセイコーの「エボリューション9 コレクション スプリングドライブ U.F.A」Ref.SLGB003が、2025年度グッドデザイン賞を受賞した。本作は、樹氷をモチーフとした型打ちダイアルと直径37mmのブライトチタンケース、年差±20秒のスプリングドライブ U.F.A.ムーブメントを搭載したモデルだ。
グランドセイコーの技術とデザイン性を示す記念碑的モデルが、グッドデザイン賞を獲得!
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みであるグッドデザイン賞。昨年の「エボリューション9 コレクション手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours」Ref.SLGW003に引き続き、今年もグランドセイコーの「エボリューション9 コレクション」から、「スプリングドライブ U.F.A.」がRef.SLGB003グッドデザイン賞を獲得した形だ。

Ref.SLGB003は、グランドセイコースタイルを審美性、視認性、装着性の観点からさらに進化させた独自のデザイン文法、エボリューション9スタイルを採用したモデルであり、腕時計としての本質を高い次元で追求するグランドセイコーの姿勢が体現されている。
ダイアルには、スプリングドライブモデルの製造地と同じ長野県にある霧ヶ峰高原で冬に見られる樹氷をモチーフとした型打ち模様が施され、その幻想的な情景を表現している。
そして何よりも注目すべき点が、年差±20秒という驚異の精度を誇るスプリングドライブムーブメント、Cal.9RB2だ。この高精度を実現するため、ICの新規設計や水晶振動子の加工精度の見直し、新開発の緩急スイッチの搭載をはじめ、徹底的な改良を重ねている。ダイアルに配されたUFAの文字は、この優れた精度を示すUltra Fine Accuracyを意味するものだ。ケースバック側にパワーリザーブインジケーターが配され、ダイアルの審美性を損ねることなく機能性を高めていることもポイント。

樹氷に着想を得た幻想的なデザインと、直径37mmのコンパクトなケースを組み合わせたSLGB003。年差±20秒の高精度なスプリングドライブムーブメントを搭載している。自動巻きスプリングドライブ(Cal.9RB2)。34石。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタンケース(直径37mm、厚さ11.4mm)。10気圧防水。151万8000円(税込み)。
審査員からは、日本はかつて良い製品をリーズナブルな価格で提供することに強みを発揮していた。その時代での製品の価値は相対的なものだっただろう。しかし時計の技術の粋を極めたグランドセイコーは、その価値を自ら決めることが求められる」というコメントが挙がった。
対して時計デザイナーは「ダイヤルには、製造地と同じ長野県にある霧ヶ峰高原で見られる幻想的な樹氷の美しさを、精緻な型打模様で表現いたしました。本作は、革新的なムーブメントや、製造地周辺の大いなる自然からインスピレーションを得たダイヤルなど、グランドセイコーのブランドフィロソフィー『THE NATURE OF TIME』を体現したモデルです」とコメントした。



