グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」の主要9モデルのアップグレードが発表された。ポイントは、全モデルにブレスレットサイズの微調整機能付きのバックルが新採用されたことと、一部のモデルを除き素材がエバーブリリアントスチールへと変更されたこと、そしてスプリングドライブモデルには「スプリングドライブU.F.A.」のCal.9RB2が搭載されたことの3点だ。いずれも、実用性や外観品質、耐久性を向上させるアップグレードポイントとなっており、ラインナップをさらに魅力的にする刷新と言えるだろう。

「エボリューション9 コレクション」の主要9モデルがアップグレード
グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」の主要9モデルが、デザインやコンセプトはそのままに、より魅力的にアップグレードされる。エボリューション 9は、グランドセイコーの神髄と、日本の美意識を高い次元で融合させ、腕時計の本質を追求するコレクションである。また、コレクション名の“9”には、一桁の最大の数字であり、完璧を追い求める、終わりのない進化への意思が込められている。今般のアップグレードは、このような進化のひとつとして企画されたもので、大きく分けて3つの刷新で構成されている。
ブレスレット長さの微調整が可能なバックルが新採用
エボリューション9 コレクションのブレスレットは、デザイン文法の「エボリューション9 スタイル」にのっとり、ケース径の2分の1以上の幅を持つデザインで、安定感のある優れた装着感を備えている。この装着感をさらに高めるべく、フィット感の微調整ができるバックルが新採用され、2mm単位で3段階のスライド調整が可能となる。
なお、ケース径40mmモデルでは、バックルに合わせたシルエットとなるように、よりテーパーの効かせたブレスレットが採用されている。
「エバーブリリアントスチール」の採用
アップグレードが発表された9モデルのうち7モデルは、ステンレススティールの中でも審美性に優れ、世界最高レベルの耐食性をもつ「エバーブリリアントスチール」へとアップグレードされる。エバーブリリアントスチールは、白い色合いも特徴のひとつで、ヘアライン仕上げ部分ではその白さが際立ち、デザインの重要な要素となっている。なお、残り2モデルはブライトチタンを採用し、多様なラインナップ構成となっている。
スプリングドライブモデルには「スプリングドライブU.F.A.」のCal.9RB2を搭載
9モデルのうち、5モデルはスプリングドライブを搭載する。採用されるのは、2025年に発表された年差±20秒の高精度を誇る「スプリングドライブU.F.A.」のCal.9RB2だ。“U.F.A.”とは超高精度(Ultra Fine Accuracy)を意味し、1969年に発売された高精度モデルに付けられた“V.F.A.(Very Fine Adjusted)”にちなんだネーミングである。パワーリザーブは約72時間で、実用性が非常に高い。
「エボリューション9 コレクション スプリングドライブ U.F.A.」モデル
「エボリューション9 コレクション スプリングドライブ U.F.A.」のブルー文字盤モデルは直径40mmのRef.SLGB013とともに、9モデルの中で唯一の37mmのRef.SLGB015というふたつのサイズ展開となっている。いずれのモデルも、長野県の諏訪湖の水面から着想を得た文字盤デザインとなっており、湖面を渡る風に波がさざめく様子が描き出されている。外装はエバーブリリアントスチール製だ。

スプリングドライブ(Cal.9RB2)。34石。パワーリザーブ約72時間。エバーブリリアントスチールケース(直径40.0mm、厚さ11.7mm)/(直径37.0mm、厚さ11.4mm)。10気圧防水。各138万6000円(税込み)。
ブラウンの色調も感じられるブラック文字盤モデルのRef.SLGB007は、月明かりに照らされた夜の諏訪湖をモチーフとしたモデルだ。本作は軽量なブライトチタン製の外装となる。

スプリングドライブ(Cal.9RB2)。34石。パワーリザーブ約72時間。ブライトチタンケース(直径40.0mm、厚さ11.7mm)。10気圧防水。151万8000円(税込み)。
このほか、エボリューション9 コレクションの代名詞となっている厳冬期の静謐な白樺林から着想を得たホワイト文字盤モデルのRef.SLGB009と、長野県有数の景勝地として知られる阿寺渓谷の透き通った清流をイメージしたRef.SLBG011もラインナップされる。アップグレードされたエボリューション9 コレクション スプリングドライブ U.F.A.の各モデルは2026年9月5日(土)発売予定だ。

スプリングドライブ(Cal.9RB2)。34石。パワーリザーブ約72時間。エバーブリリアントスチールケース(直径40.0mm、厚さ11.7mm)。10気圧防水。各138万6000円(税込み)。
「エボリューション9 コレクション メカニカルハイビート36000 80 Hours」
メカニカルモデルには、2020年に誕生したメカニカルハイビートムーブメントCal.9SA5が搭載される。Cal.9SA5は、デュアルインパルス脱進機やツインバレルを採用することで、毎時3万6000振動のハイビートでありながら最大巻上時には約80時間駆動を達成している。

自動巻き(Cal.9SA5)。47石。パワーリザーブ約80時間。エバーブリリアントスチールケース(直径40.0mm、厚さ11.7mm)。各10気圧防水。各138万6000円(税込み)。
アップグレードモデルとして、10月9日(金)に発売されるのが4モデルである。岩手県の白樺の群生地の風景を取り込んだ、エボリューション9 コレクションを代表するデザインのホワイト文字盤モデルRef.SLGH31と、高く伸びた白樺の白い幹と、新緑の息吹が幾重にも連なる情景から着想を得たグリーン文字盤モデルRef.SLGH033がラインナップされる。いずれもエバーブリリアントスチール製だ。一方、夜闇の中の白樺林をモチーフとしたブラック文字盤モデルRef.SLGH029は軽量なブライトチタン製のモデルとなる。

自動巻き(Cal.9SA5)。47石。パワーリザーブ約80時間。ブライトチタンケース(直径40.0mm、厚さ11.7mm)。10気圧防水。151万8000円(税込み)。
ライトブルー文字盤モデルRef.SLGH035は、岩手県の栗駒山を源に流れる磐井川が巨岩を侵食し、表情を変えながら渓谷美を見せる厳美渓から着想を得たモデルで、エバーブリリアントスチール製となる。



