
タグ・ホイヤーの「オウタヴィア」に、創業家4代目にして同社名誉会長を務めるジャック・ホイヤーの85歳を記念したモデル、「オウタヴィア ホイヤー02 クロノグラフ ジャック・ホイヤー リミテッドエディション」が追加された。
オウタヴィアは2017年のバーゼルワールドにて復活を遂げた同社のクロノグラフで、自社製ムーブメントCal.ホイヤー02を搭載している。腕時計のオリジナルモデルは1962年に登場し、さまざまな種類が展開されていたが、2017年の復刻モデルに関してはこれまで1966年に発売されたF1レーサー、ヨッヘン・リントモデルからレザーストラップかブレスレットを選択するのみだった。
このレギュラーモデルからの主な変更点は文字盤とベゼルで、シルバーの文字盤には黒いカウンターが配される。また、両方向回転ベゼルは12時間スケールから60分間スケールとなり、数字が5分刻みにあしらわれる。裏蓋はトランスパレントバックからステンレススティールのソリッドバックへと変更されたため、Cal.ホイヤー02をケース裏からのぞくことはできなくなったが、代わりにホイヤー家の家紋とジャック・ホイヤーのサイン、そしてシリアルナンバーが刻まれている。これら変更点は、ジャック・ホイヤー自身の設計によるものだ。
販売本数はジャック・ホイヤーの生まれ年にちなんで世界限定1932本となっており、購入特典としてオウタヴィアの歴史や歴代モデル、自社製ムーブメントCal.ホイヤー02などの情報が記載されたオウタヴィアブックと限定ボックスが付属する。
その年の新作モデルや、機構、仕上げの完成度など、毎回決められたテーマの中から、優れた10本を時計ジャーナリストたちが選出します。
クロノスドイツ版の人気連載「TEST」の翻訳記事。腕時計のデザイン、機能などをポイント性によって評価します!
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