水深4,000mでの海底探査「チーム クロシオ」コラボモデル

2018.09.13
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1995 年に設立された米国の非営利組織である「XPRIZE 財団」によって運営され、世界の大きな課題を解決することを目的とした世界コンペティションがXPRIZEだ。「学習」「探査」「エネルギーと環境」「世界規模の開発」「生命科学」の5 分野がテーマとなる。賞金700万ドル以上を賭けたXPRIZE最終選考に、日本のTeam KUROSHIO (チームクロシオ)が勝ち残った。シチズンはチームクロシオを支援する限定モデル1,000本を10月18日に発売する。

CITIZEN PROMASTER(シチズン プロマスター)
エコ・ドライブ アクアランド200m Team KUROSHIO(チーム クロシオ)コラボレーション限定モデル
光発電エコ・ドライブ(月差±15 秒)、SSケース(直径46.1mm)、200m防水、水深計測機、最大水深表示機能、水感知機能、急浮上警告機能、70,000円(税別)、限定1,000本


 賞金700万ドル以上! 水深4,000m 級の海域で22か国の調査チームが競い合う

 Team KUROSHIO とは、超広域高速海底マッピングの技術を競うコンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE(シェル・オーシャン・ディスカバリー・エックスプライズ)」に挑戦する8 者共同研究チーム(国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立大学法人東京大学、国立大学法人九州工業大学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所、三井E&S 造船株式会社、日本海洋事業株式会社、株式会社KDDI 総合研究所、ヤマハ発動機株式会社)だ。
 
本コンペティションは、水深4,000m 級の海域で支援母船なしに自立型海中ロボットシステムだけで、海底広域3D マップの構築とターゲットの写真撮影にチャレンジし、24 時間以内に250k㎡以上もの広大なエリアを調査し、その後48 時間以内に海底地形図と指定された10 地点の海底画像を作成する事が要求される。22 か国からエントリーした32 チームがその精度やスピードを競いあう。
 
このコンペティションは約3 年にわたり、大きく3つの関門があり、Team KUROSHIO は第一の関門を突破した唯一の日本チームだ。2017 年11月より実施された第二関門「実海域試験Round1」もクリアし、いよいよ本年開催される最終関門「実海域試験Round2」への準備をすすめている。このコンペティションにおける賞金総額は700 万ドルにのぼる。
 シチズンはプライムスポンサーとして、Team KUROSHIO の活動を支援するほか、オフィシャルサプライヤー(「プロマスター」として契約)として、エコ・ドライブ プロフェッショナルダイバー1000m をはじめとするダイバーズウオッチを提供している。
 

 
チーム クロシオをイメージしたダークブルーにオレンジのカラーリングはもちろん、コラボレーションの刻印入り裏ぶたや限定化粧箱付の特別仕様となった。文字盤は見やすいシンプルなインデックスデザインと針形状で視認性に優れているのが特長。ISO・JIS 規格に対応しながら、すっきりしたデザインはファッション性も兼ね備えスポーツテイストを楽しむタウンユースやビジネスシーンにも合わせやすいデザインとなっている。針やインデックスに採用されている夜光塗料を、時刻表示系(グリーン)と水深表示系(ブルー)に色分けすることにより、水中でも容易に見分けることができる。ブルーは水中での視認性が高いことから、水深表示に採用された。 

Contact info:シチズンお客様時計相談室   Tel.0120-78-4807