ハワイアンタトゥーの第一人者 Keone Nunes氏 × TIMEX のコラボウォッチ

2019.07.11

 ハワイアンタトゥーの第一人者『Keone Nunes(ケオネ・ヌーンズ)』氏とコラボしたTIMEXが8月発売される。旅行中の道しるべやプロテクション、そして家族を護る鳥のシンボルがダイアルに描かれた。

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ケオネ氏によるハワイアンタトゥーは「自身のルーツやハワイ人としての伝統や誇りを、祖先と同じようにタトゥーを身にまとうことで、(ユニフォームのように)自らが何者であるかを常に意識する」ため、(古代と同じく)デザインは彫師であるケオネ氏が決める。今回、ハワイとアメリカとのつながり、そして時間の概念をケオネと共に話し合い、TIMEXとのコラボレーションが実現した。本革製のストラップには、ケオネにより選ばれたハワイ人以外にも使用できる汎用のモチーフがタトゥーのように型押しされ、ダイアルにはケオネ氏により描かれた“koa’e ‘ula”という、旅行中の道しるべやプロテクション、そして家族を護る鳥のシンボルが入っている。
■クォーツ。真鍮ケース(直径40 mm)。50m防水。インディグロ®ナイトライト。15,000円(税別)※ブルー文字盤のみ16,000円(税別)

伝統的なハワイアンタトゥーの手彫りの文化を継承するケオネ・ヌーンズ氏

©︎Dan Noguchi

 ポリネシアをルーツとし、固有の言語や文化、そして宗教を持つハワイ文化の一つに、数千年の歴史を持ち、古代には社会に多大な貢献をした人物や王家にしか施されなかった“tatau(タタウ:現在のタトゥー)”がある。現代に当時と同じ“タッピング”という伝統的なハワイアンタトゥーの手彫りの手法と文化を継承するのが、Keone Nunes(ケオネ・ヌーンズ)氏だ。長年の伝統的なハワイアンタトゥーの文化的意義の継承が認められ、ケオネ氏はスミソニアン博物館やニューヨークの植物園で開催されたジョージア・オキーフのハワイで製作された展覧会(2018年)をはじめ、イタリアやニュージーランドなどにも招聘されるなど、世界的に注目を集めている。

©︎Dan Noguchi
■ケオネ・ヌーンズ氏について
機械彫りやファッション・タトゥーに取って代わられていた正統なハワイアン・タトゥー=ウヒを再び甦らせようと取り組み、ヨーロッパ、アジア、ポリネシアそして米国本土でウヒのデザインや技術、そして文化的重要性について講演や実演を継続してきたケネオ氏は、『世界で最もタトゥー界で影響のある人物101人』(The 101 Most Influential People in Tattooing in the world by Bob Baxter)リストの22位に位置しており、スミソニアン博物館、ホノルル美術館、カリフォルニア州オークランド博物館、ニュージーランド国立博物館などで講演を行ったり、作品がコレクションされている。

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