ベル&ロスから新たなコレクション「BR05」が登場した。これまでベル&ロスと言えば、航空機の計器をデザインのインスピレーション源とするスクエアケースのBRシリーズやミリタリーテイストで人気を博すヴィンテージシリーズのイメージが強い。しかし、BR05は一転、ほかのBRシリーズと同様にスクエアケースを有しながら往年のラグジュアリースポーツウォッチのイメージをまとっている。これまでとは違った印象の強い同コレクションを投入することによって、既存のファンのみならず、“アクティブで都会的なライフスタイルをおくる人”にもベル&ロスの魅力を訴求していく狙いだ。
ベル&ロス「BR 05」
BR05を見てまず目を引くのはケースデザインだ。幾何学図形の「丸」と「四角」は、ブランドのアイデンティティとして従来のBRシリーズでもケースデザインに採用されてきたが、BR05では、柔らかな曲線を描く「四角」の中に「丸」を配置。「四角」と「丸」の新たなコンビネーションによって、強さと優雅さを兼ね備えたスタイルを追求した。
![BR 05](https://www.webchronos.net/wp-content/uploads/2019/09/brcollection2.jpg)
さらにBR05は「一体化」をキーワードに、ラグの形状をデザイン。一体型のラグがブレスレットの最初のリンクを形成することで、あたかもブレスレットがケースに溶け込んでいるように見せている。新たな幾何学デザインを取り入れることによって現代的で印象的なフォルムが完成した。
また同コレクションでも、ブランドの理念である“視認性”はしっかりと受け継がれている。アプライドインデックスは背が高く、また縁取りが施されているため、サテン仕上げのダイアル上で埋もれることがないのだ。また、蓄光塗料もしっかりと塗ってある。
![BR-CAL.321](https://www.webchronos.net/wp-content/uploads/2019/09/BR_MOUVEMENT.jpg)
![BR-CAL.321](https://www.webchronos.net/wp-content/uploads/2019/09/BR_back.jpg)
なお、ムーブメントはセリタSW300がベースのBR-CAL.321を搭載。トランスパレントバックからは肉抜きがされたローターが堪能できる。