竹芝に誕生したホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」での滞在で、五感を刺激する

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2020.10.06

4月27日、「ウォーターズ竹芝(WATERS takeshiba)」のタワー棟に「メズム東京、オートグラフ コレクション(mesm Tokyo, Autograph Collection)」(以下、メズム東京)が開業した。JR 東日本グループの日本ホテルとマリオット・インターナショナルとで、初めて手を組んだ新たなラグジュアリーホテルであり、「Exactly like nothing else(唯一無二)」なホテルとして、マリオット・インターナショナルが手掛ける「オートグラフ コレクション ホテル」に加盟する国内2番目のホテルとなる。

レセプションを彩る折り紙のようなオブジェは、ミウラ折りを用いて波のうねりを表現している。荷物を運ぶカートのデザインにもぜひ注目を。
外川ゆい:取材・文
Text by Yui Togawa


随所にストーリーが潜む、東京ステイ

 今年4月下旬、「ウォーターズ竹芝」のタワー棟16~26階にラグジュアリーホテル「メズム東京」が誕生した。“TOKYO WAVES”をコンセプトに、東京の“今”に根ざしたサービスやコンテンツを展開。ゲストの五感を心地よく魅了し、新たな発見を与えるオリジナルな体験を提供する。1階のエントランスホールでは、大都市東京の鼓動をリンゴを模した光で表現したアートが出迎えてくれ、早くも期待が高まっていく。エントランス及び16階のエレベーターホールには、竹芝の海を取り巻く雰囲気と、東京の街をイメージした香りが広がり、メズム東京のオリジナリティに溢れた世界へと導かれる。客室は、スイートルーム8室を含む全265室を用意。

「チャプター4 スイート リュクス」(180㎡)のリビングルーム。爽やかな風を感じる60㎡のバルコニーからは、壮観な東京のベイエリアと緑豊かな浜離宮恩賜庭園を一望できる。

 メズム東京では、訪れるゲストにとって「ホテルでの滞在が人生の大切な一章、節目になり、ゲストが新しい価値観を得られるようなオリジナリティあふれる体験、ひとときであってほしい」という願いを込めて、「章、節目、区切り」という意味の「チャプター」をルームタイプ名に採用している。26階に位置する「チャプター4 スイート リュクス」(180㎡)は1室、95㎡の「チャプター3 スイート」は7室、43~44㎡の「チャプター2」は91室、40㎡の「チャプター1」は166室。スイートルーム及び24~26階の客室を利用の場合、、絶景のバルコニーにカウンター席を備えるクラブラウンジ「クラブメズム」を自由に利用することができる。

「チャプター3 スイート キング」(95㎡)のベッドルーム。使いやすさや環境への配慮から、照明やエアコン、電話、館内情報、コーヒーの淹れ方などが、すべて一台のタブレットに。

 世界中を探しても唯一無二の試みであろうコンテンツが、265室すべての客室に導入したカシオのデジタルピアノ「Privia(プリヴィア)」だ。新モデル「PX-S1000BK」は、本格的なピアノ演奏が楽しめるだけでなく、Bluetooth®を使ったオ-ディオ再生機能も。他にもロビーやバー&ラウンジに高音質を実現したヤマハのスピーカー&パワーアンプやマトリクスプロセッサーを導入し、“TOKYO WAVES”をイメージした音楽が、BGMではなくFGM(フォアグラウンドミュージック)として流れるなど、音ひとつとっても妥協がない。客室に置かれたアメニティもこれまでに類を見ないデザインに驚かされる。大航海時代をイメージした絵が描かれた本型のボックスに収められ、使用するのを躊躇うほど秀逸だ。

(左)歯ブラシ、レザー、バブルネットなどのアメニティが入った本型のボックス。(右)全室に導入されたデジタルピアノ「PX-S1000BK」は、グランドピアノのようなタッチが特徴。

 ゲストルームには「THE BLEND」のデザインが目を引くアイテムが点在する。メンズスキンケアブランド「BULK HOMME(バルクオム)」によるオリジナルバスアメニティ、老舗洋菓子店「不二家」のミルキーとマカロン、スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」のドリップコーヒーなど、JAPAN QUALITY にこだわったコラボレーションシリーズだ。全室に抹茶用の茶碗と茶筅が用意されているので、浜離宮恩賜庭園を愛でながら一服というのも粋だろう。さらに、スーパーZERO®という「魔法の撚糸」を織り込んだ吸収性抜群のタオルや、浴衣とバスローブが一体となったような着物ローブ、雪駄など客室に採用しているものすべてにストーリーが存在するのもこちらならでは。

(左)「猿田彦珈琲」のコーヒーは、タブレットの淹れ方の解説動画を見ながらじっくりと。(中)「メズム東京」のユニフォームを着たペコちゃんがデザインされた「不二家」のミルキー。(右)バスルームに置かれた「BULK HOMME」のアメニティ。

 16階のレストラン「シェフズ・シアター」は、伝統的なフランス料理をスタイリッシュにアレンジし、オープンキッチンのライブ感とともに味わうビストロノミースタイルのフレンチレストラン。キュリナリーマイスター(総料理長)を務める隈元香己氏は「ホテルメトロポリタンエドモント」にて、日本人で初めてミシュランの星を獲得した統括名誉総料理長の中村勝宏氏の薫陶を受け、腕を振るってきた料理人だ。ディナープログラム(9000円)は、ひと皿ごとに、視覚や触覚、味覚、嗅覚、聴覚の五感に訴えかける構成で「シェフの劇場」というレストラン名の通り、Chapter 1からChapter 5まで、演目に見立てた季節感あるストーリー展開が想像力を掻き立てる。ホテルでは珍しい1コースのみの提供だが、これはフレンチの醍醐味であるソースからコース最後の小菓子まで、すべて1からの手作りである為だ。翌日の朝食に訪れると、夜景から一転、爽やかな東京の街並みを見渡すことができる。

(左)江戸前の粋と洗練されたテクニックが心に響く「シェフズ・シアター」。(右)初秋の訪れに染まるフランスの伝統と、秋の食材をふんだんに使用して秋の収穫際をイメージしたディナーコース<Promenade -秋の散歩道 ->。

 ロビーの奥に広がるバー&ラウンジ「ウィスク」は、アーティストのアトリエがテーマのミクソロジーバー。全18種類ある絵画をモチーフにしたオリジナルカクテルは、ビジュアルだけでなく香りや味に至るまで絵画に描かれている世界を具象化している。アートブックのようなメニューも美しく、すべて制覇したくなるだろう。ロビーで毎晩開催される無料イベント「ショーケース」では、さまざまなジャンルのアーティストによるパフォーマンスをお届け。夜景をバックにしたステージでの幻想的なひと時が、感性を魅了する。ちなみに、ラウンジのグランドピアノは1963年製、日本のモダニズム建築にも影響を与えた建築家アントニン・レーモンドがデザインしたもの。

(左)「ショーケース」のスケジュールは、HPにて確認を。(右)「ウィスク」のカクテル「Venus」(2000円)。アロマとスモークの中に、貝殻の上に佇むヴィーナスが現れる演出も楽しい。

「メズム東京」では「ご要望の先にあるゲストの想いに寄り添うことが最高のホスピタリティである」との考えから、宿泊・料飲の部門を横断した「スターサービス」を設立。胸に手をあてる独自のグリーティングスタイルで迎えてくれる。サービスを担当するスターサービスクルーのユニフォームは、ヨウジヤマモト社の「Y's BANG ON!(ワイズバング オン)」とコラボレーション。着る人によって全く異なる雰囲気や表情といった“味わい”をみせるジェンダーレスをコンセプトに掲げる。ポンパドールヘアーの総支配人・生沼久氏を筆頭に、従来のホテルマンのイメージを一新するような個性豊かなタレント(スタッフの呼び名)によるサービススタイルもメズム東京の大きな魅力に。

 竹芝という立地個性を活かしメズム東京では、船での都内移動や羽田空港と竹芝を結ぶリムジンボート送迎サービスなどを利用することができる。“メズム”とは「Mesmerize(魅了する)」から生まれた言葉。“これまでにない”が随所にちりばめられたメズム東京を訪れれば、どこか遠くへ旅に出る以上の刺激と発見を得ることができる。

(左) 「Y’s BANG ON!」のユニフォームに身を包んだクルー。(右)「スターサービス」のオリジナルロゴデザインは、人々を導く五芒星、羅針盤、波をイメージしたミッドナイトブルー。
メズム東京、オートグラフ コレクション(mesm Tokyo, Autograph Collection)
東京都港区海岸1-10-30
チェックイン15:00/チェックアウト12:00
全265室
2名1室利用時の朝食付き料金7万1346円~(消費税・サービス料込み)
https://www.mesm.jp/



Contact info: mesm Tokyo, Autograph Collection Tel.03-5777-1111


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