航空機のレーダースクリーンに着想を得たベル＆ロスの「 BR 03-92 Red Radar Ceramic 」

1994 年の創業以来、Bell & Ross はアビエーションに情熱を注いでいる。2011 年には、注目のレッド・レーダーを発表。航空機のレーダースクリーンに着想を得た、奇抜で斬新、先進的なこのタイムピースは、大成功を収めた。今年、Bell & Ross はレッド・レーダーの新作、豪華な「 BR 03-92 Red Radar Ceramic 」を発表。このアバンギャルドな時計もレーダースクリーンにインスパイアされているが、時計の表示には革新的な新たな解釈が加えられている。

2011年に発表されたレッド・レーダー

　2011年のリリース当時、BR 01 レッド・レーダーは脚光を浴びた。型破りなデザインは、航空機レーダーに酷似しており、驚きと豪華さが同居していた。そのグラフィックは、レーダースクリーンをビームマークがスキャンする様子を見事に再現。文字盤を覆う真っ赤なクリスタルが航空計器を想起させた。このモデルは、驚異的な成功をおさめ、その後長年にわたりベル＆ロスのベストセラーに成長した。

3 作目となる新レッド レーダー

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　Red Radar Ceramicの時刻表示は、文字盤と融合された同心の2 層のディスクから成っている。スクリーンに印刷された小さな2 機の航空機をディスクが動かし、文字盤の上を飛行している印象を与える。これらが時針と分針の役割を担っている。アワースケールは、サファイアクリスタルの内側にスクリーン印刷で施され、衝撃や摩擦から保護されている。この革新的なディスプレイでは、パワーリザーブを維持するために2 つの超軽量ディスクが設計された。このとても頑強なディスクは変形することがなく、一定の平行を保ち続ける。

2 機の飛行機が時刻を表示

　原理はとてもシンプルだ。画期的なディスプレイの上を回転する2 枚のディスクが従来の針に取って代わった。2 機のスタイリッシュな飛行機が、伝統的なアロー型の時分針の役目を果たすのだ。
- 外側の大きなディスクを周る旅客機が時間を表示。
- ディスクの中心に近い、直径が小さなディスクの上を飛ぶ戦闘機は分を表示。
- 細めのアナログのセントラルセコンドがこれらの2 機の飛行機に同伴し、秒を表示。
現実にそうであるように、旅客機は戦闘機よりゆっくりと飛ぶ。前者は12 時間かけて文字盤を一周し、後者は60 分で一周。つまり、ディスプレイが2 層になっているのだ。
- 下層：ディスクと航空機
- 上層：サファイアクリスタルの内側にアワースケールが印刷されている大きなレッドの針がこの2 つの間を航行している。

BR 03-92 Red Radar Ceramic